シュトゥットガルトを拠点に、クリスマスマーケットをまわろう!
ファンタスティック街道最古で世界最大といわれるシュトゥットガルトのクリスマスマーケット。ドイツ三大クリスマスマーケットの1つ
冬のドイツ旅行のお楽しみといえばクリスマスマーケット(ドイツ語ではワイナハツマルクトWeihnachtsmarkt)。ドイツではアドヴェント(待降節)とよばれるクリスマス前の4週間、各地でクリスマスマーケットが立ちたくさんの人で賑わいます。グリューワイン(スパイス入りホットワイン)で体を温めながら屋台で美味しい物をつまんだりクリスマスグッズを探したり。寒さの厳しいドイツの冬を明るく温かい雰囲気にしてくれるクリスマスマーケットは、ドイツの人々にとってなくてはならない大切なものです。
ここ数年で日本からもクリスマスマーケットめぐりを目的にドイツを旅する人が増えてきました。なかでもドイツ三大クリスマスマーケットといわれるドレスデン、
ニュルンベルク、シュトゥットガルトあたりが有名ですが、その中から今回は
シュトゥットガルトを拠点として周辺の個性あふれるクリスマスマーケットをめぐる旅をご紹介します。
<目次>
シュトゥットガルト周辺は個性的なクリスマスマーケットの宝庫
南西ドイツ最大の街シュトゥットガルトはクリスマスマーケットめぐりの拠点におすすめ。華やかな屋台の装飾も見どころ
ドイツ各地で開かれるクリスマスマーケットはそれぞれ味わい深いものですが、短い旅程のなかで長距離の移動続きだと疲れてしまいますよね。どこか1都市を拠点としてできるだけ近場でいろんなクリスマスマーケットを見てみたい、という人におすすめしたいのが
ファンタスティック街道最大の街シュトゥットガルトです。
おすすめする理由のひとつはその立地の良さ。ドイツの空の玄関口にしてヨーロッパの主要ハブ空港の1つであるフランクフルトから電車で1時間ちょっと。フランスのアルザス地方も近いので独仏のクリスマスマーケットをめぐる旅、というのも素敵です。
そしてなんといってもシュトゥットガルトの周辺では個性あふれる魅力的なクリスマスマーケットがたくさん開かれるので、短期間でも様々なマーケットを堪能することが可能なんです。
続いては、中世を再現したエスリンゲンや天使のイルミネーションなど様々な街のクリスマスマーケットをご紹介します。
世界最大から中世の街まで、様々なクリスマスマーケットを堪能
街の中心部のほぼ全域にクリスマスマーケットがたつシュトゥットガルト。写真はスケートリンクやミニ電車も設置されるシュロス広場
ドイツ三大クリスマスマーケットの1つに数えられる
シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは、ファンタスティック街道でもっとも歴史があり世界最大といわれています。屋台の屋根の派手な飾りつけや旧宮殿の中庭で開催されるコンサートなど見どころたっぷりです。
エスリンゲンのクリスマスマーケット
シュトゥットガルトから電車に15分乗れば、中世の面影が色濃く残る絵本の世界のような可愛らしい街、エスリンゲンが現れます。この街のクリスマスマーケット「
中世市」は屋台の店構えだけでなく人々の服装や言葉までも中世をそのまま再現していて、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができます。
ルートヴィヒスブルクのクリスマスマーケット
シュトゥットガルトの北約12kmに位置するルートヴィヒスブルクは、「ドイツのヴェルサイユ」ともいわれるルートヴィヒスブルク宮殿で有名な街。バロック様式の教会がある広場で開かれる「
バロック・クリスマスマーケット」は、天使のイルミネーションが輝いて幻想的な雰囲気です。
テュービンゲンのチョコレートフェスティバル
そしてシュトゥットガルトの南、ネッカー川沿いの美しい街
テュービンゲンでは、チョコレートづくしのマーケット「
chocolART」が出現! 旧市街を中心に、街全体が幻想的で甘~い香りに包まれます。12月初旬限定ではありますが、この時期にこの地方を訪れる予定があるならばぜひとも体験していただきたい魅力的なお祭りです。
各クリスマスマーケットの見どころはこちらの記事でたっぷりご紹介しています。ぜひご覧ください!