投資信託/ファンドの種類を紹介

どっちを選ぶ?変額保険VS投資信託(2ページ目)

最近よく「インフレ対策になるからと薦められたのだけど…」と変額保険に加入しようか迷っている人から相談をうけます。変額保険は、いわば器は保険、中身が投資信託といった商品。インフレ対応型とはいえますが、ニーズによっては直接投資信託に投資するほうが有利です。投資信託と変額保険はどのように違うのかを比較してみましょう。

執筆者:村岡 里香

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死亡保障が必要でできれば増やしたい人は変額保険もOK

インフレに備えつつ死亡保障を確保して、しかもできるだけ増やしたいなら・・

インフレに備えつつ死亡保障を確保して、しかもできるだけ増やしたいなら・・・?

自分で投資信託に投資する場合、運用の成果はもちろん自己責任です。運用が芳しくなければ、投資元本を大きく下回る可能性もあります。一方、変額保険の場合、満期金や解約返戻金については同じように元本を大きく下回る可能性がありますが、死亡・高度障害保険金には基本保険金といって最低保証があります。

たとえば300万円の終身型の変額保険に加入した場合、運用実績が悪いときに被保険者が死亡しても基本保険金額の300万円が支払われます。反対に運用実績が良いときに死亡したときは、基本保険金よりも大きな金額を受け取れる可能性があります。

また、満期のある有期型の変額保険に加入した場合も、運用実績が悪い時に満期を迎えれば元本割れする可能性がありますが、満期までに死亡が発生すれば運用実績にかかわらず基本保険金の300万円もしくはそれ以上の保険金を受け取ることができます。

つまり運用期間中に死亡した場合、保険金が増えることはあっても減ることはないということ。よって変額保険は、死亡保障が必要で、かつインフレに対応しつつ死亡保障を大きくしたいという人には向いているでしょう。

ただし、一般的に一時払いではなく「積立型の変額年金保険」の場合は、払込期間中の死亡保障額が払込保険料累計額やそのときの運用実績によって変動するのでご注意ください。

一般の追加型ファンドと変額保険のファンド、運用成績ではどちらが有利なの?>>>

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