投資信託/注目の投資信託の最新情報

MRFは事実上の元本保証商品になる

投資信託は私たち投資家から集められたお金をまとめ、株式や債券などで運用され、その運用の成果を投資家に還元する金融商品です。投資対象は価格が変動する有価証券などであることから、当然ながら元本は保証されていませんでした。しかし、法改正により極一部の投資信託ですが、事実上の元本保証商品になる予定です。

深野 康彦

深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニック ガイド

ファイナンシャル・プランニング技能士

業界歴30年以上となり、FPのなかでもベテランの域に。さまざまなメディアを通じて、家計管理の重要性や投資の啓蒙など、お金周り全般に関する情報を発信しています。 好評連載『マネープランクリニック』にて、ユーザーからの相談に長続きできる無理のない家計管理法をアドバイスしています。

...続きを読む

損失補填禁止の例外を認める

平成26年4月25日、金融庁から「平成25年金融商品取引法等改正(1年半以内施行)等に係る政令・内閣府令案等」が公表されました。小難しい内容が並んでいるのですが、「投資信託及び投資法人に関する法律施行令の改正」に私たちの資金運用、あるいは資金管理に大きな影響があるものが記載されています。

金融商品取引業等に関する内閣府令の改正に「損失補てん禁止の例外」が記載されているのです。これまで投資信託は、価格が変動する有価証券などを投資対象としてきたことから、元本が保証されていませんでした。ところが、ごく一部の投資信託に損失補填禁止の例外、言い換えれば損失補填が認められることになる予定なのです。

損失補填が認められる投資信託は、公社債投資信託の一種であるMRF(マネー・リザーブ・ファンド)です。MRFの解説等は後ほど述べるとして、条文をそのまま記載すると「金商法改正により、権利者と金融商品取引業者等との間で行われる有価証券の売買その他の取引に係る金銭の授受の用に供することを目的としてその受益権が取得又は保有される投資信託の元本に生じた損失の全部又は一部を補てんすることが、投資運用業に関する禁止行為である損失補てん禁止の例外とされた。これに伴い、かかる例外の対象となる投資信託をMRF(マネー・リザーブ・ファンド)と定める」としています。

損失補填、言い換えれば事実上の元本保証となるのは平成26年12月1日からです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます