コツは間違えやすい漢字の間違えやすい部分を知ること

子どもが間違える漢字は決まっています。どのように間違えるかも決まっています。

子どもが間違える漢字は決まっています。どのように間違えるかも決まっています。

「うちの子、漢字が苦手で……。漢字の勉強の仕方を教えてください」という相談をよく受けます。「それは……、とにかく練習あるのみです!」と言いたいところですが、そんな根性論を押しつけてしまっては、子どもは確実に漢字嫌いになります。

実は、子どもが間違える漢字は決まっています。どのように間違えるかも決まっています。

国語のテストの作成者は、子どもが間違える漢字を知っているので、その漢字をよく出題します。だから、みんなが間違える漢字を先に覚えておけばいいのです。間違えやすい漢字を中心に覚えることで、テストの点数にすぐに結果となって現れます。まわりのお子さんよりも漢字力を一歩リードすることができるので、もっと漢字を覚えようというやる気が生まれるはずです。

子どもが間違えやすい漢字ワースト3

  • 小4…「博」「祝」「初」
  • 小5…「績」「複」「券」
  • 小6…「専」「展」「劇」

小4で習う要注意漢字

小4で習う「博物館」の「博」の字は「専」の上につけるテンが抜けがちです。これは小6で習う「専」を先に覚えてしまうのがポイントです。「専」だけで単独で出てくる場合はテンをつけず、「博」や「薄」、「簿」のように他のパーツとセットになってる場合はテンをつける、と覚えておくといいです。

「祝」と「初」も混同しがちです。示(しめすへん)と衣(ころもへん)が逆になってしまうのです。示(しめすへん)は宗教的なものに関連し、衣(ころもへん)は衣服に関連します。ちなみにどちらの偏をつければいいか、迷いがちな「裕」の字は、「『裕』福だから、『裕』『服』で、衣(ころもへん)がつく」とこじつけて覚えるといいでしょう。

小5で習う要注意漢字

小5で習う「績」の字は「間違えやすい漢字の王様(?)」と言ってもいいくらい、大人でもよく間違える漢字です。「成績」を「成積」と書いてしまうのです。「成績」は積み上げてきたものに対する評価という意味のイメージにつられて「積」の字にしてしまうのですが、それは誤りです。

「複」は前述の通り、衣(ころもへん)と示(しめすへん)を混同してしまうのです。「『複』は複雑の『複』だから、『ネ』にテンをひとつつけ足して『複雑』にする」と覚えておくと間違えません。

「券」は「刀」の部分を「力」にしてしまいがちです。入場『券』は入場するときに切られるものです。「刀で入場『券』を切る!」とこじつけて覚えれば子どもは忘れません。

小6で習う要注意漢字

小6で習う「展」「劇」の2字もほとんどの子どもが書き間違える漢字です。「展」は下の「共」に近い部分に一画よけいな線を入れてしまいます。「劇」は三画目を内側へハネず、直線にしてしまいます。お子さんに書かせ、正確な漢字と比べてみてください。間違ってはいないでしょうか。

さて、いかがでしたでしょうか。すべての漢字を同じような時間をかけてひたすら練習するのは辛いし、効果も期待できません。間違えやすい漢字を中心に覚えれば、テストの点数の結果にすぐに表れます。ぜひ、試してみてください。