女性におすすめの衣類エリア
アオザイやワンピースが豊富
衣類を扱うお店が並ぶ
衣類エリアは南口から入って左右に広がっています。ベトナムの伝統衣装であるアオザイやアジアンテイストのワンピース、モダンな洋服、ベトナムの国旗やホー・チ・ミンが描かれた通称ベトT(ベトナムTシャツ)などお土産に最適な衣類が揃っています。オーダーメイド用の生地もありますが、保存方法が悪いので雑貨ショップや専門店で選ぶことをおすすめします。
通り沿いには数十店舗に渡って衣類を扱うお店が並んでいます。他のエリアと比べると売り子の掛け声はそれほど執拗でもないため、比較的じっくり品定めができます。
チープ雑貨はここで。雑貨エリア
あらゆる雑貨が揃うエリア
ラベルが貼ってあっても交渉しよう
バッグやサンダル、財布にアクセサリー、置物やミニカレンダー、マグネット、ポストカードなど、雑貨と呼べるすべての商品がベンタン市場にはあります。売り子の掛け声も多いため、気を引き締めて散策してください。
値段交渉の末、折り合いがつかなければ踵を返す勇気も必要です。無用なトラブルを避けるため、買う気があまりないときはやたらと商品に手を触れることはやめておきましょう。
果物やコーヒー、乾物なら食品エリア
コーヒー豆の種類の多さには驚く
意外と知られていないことですが、実はベトナムはコーヒー豆の生産量は世界第2位。輸出量に限ってはブラジルを抜いて世界第1位となっています(2012年度)。ベトナム人は練乳をたっぷり入れて甘いコーヒーミルクを飲むのが定番。コーヒー豆の種類も豊富ですので、コーヒー好きの方はお土産にもおすすめ。匂いを嗅がせてくれるのでお好みのフレイバーなコーヒー豆をチョイスしましょう。
果物や乾物もおすすめ
それ以外にも果物や乾物も見逃せません。果物は日本では見かけないものもあるので、いくつか選んでホテルで食べ比べてみてはいかがでしょうか。乾物はライムやココナッツ、ショウガなどがガイドのおすすめ。試食も可能なので、気にいった味を見つけてみましょう。
食品の購入はすべてグラム単位の量り売りとなります。重さを誤魔化される可能性もあるので、事前に100グラム単位の値段を訊いた上で、重さは自分でも確認してください。
小腹が空いたときは食堂エリアへ
ローカルな香りが漂うエリア
最後は食堂エリアです。南口から入場した場合は真っ直ぐ歩いて左奥にあります。行く道中は雑貨エリアがあります。さらに奥へ歩いて行くと香ばしい匂いがしてきますので迷うことはないでしょう。
楽しんで欲しいのは食事よりも、その雰囲気。庶民の生活風景を垣間見ることができます。現地人の笑い声は絶えることがなく、皆さん友達のように仲が良い様子です。ここで食べられる料理はベトナム料理定番のフォーやブンといった麺料理をはじめ、バインセオや生春巻きなどが主です。またスイーツのチェーやシントーをはじめとしたドリンク類もメニューにありますので、休憩がてら立ち寄ってみてください。
衛星面が心配…
しかし衛星面も心配です。「この食器ちゃんと洗ってるの?」と思ってしまうこともしばしば。食材も心配ですので、生野菜が入った料理は敬遠しておくのが無難でしょう。無理して食べてお腹を壊してしまうのも勿体ないので、ガイドとしては雰囲気だけで楽しむのもありかと考えます。
ベンタン市場は名実ともにホーチミン旅行の象徴的スポット。滞在中一度は立ち寄ってほしいところです。また、夜はベンタン市場周辺でナイトマーケットが開かれます。ホテルで休んだあとは、こちらにも繰り出してみてください。
<DATA>
■Cho Ben Thanh(ベンタン市場)
住所:Ben Thanh Market, Dist1, Ho Chi Minh City
アクセス方法:聖母マリア教会からタクシーで約10分
入場時間:8:00~17:00
入場料金:無料