買い物の注意点
売り子の活気は異国情緒感じる瞬間
■値段は交渉が基本
ホーチミンでも、昨今「定価」の概念が根付いてきていますが、市場は別! 特にベンタン市場は外国人客向けに、高めの値段設定がされています。交渉前提の値段でもあるので、遠慮なく交渉してみてください。値札が張ってある場合でも、交渉は可能です。ただし、あまりに安すぎる値段の提示はトラブルの元。事前にガイドブックで相場を確認しておくことをおすすめします。
値段交渉の苦手な日本人は何割増しかで買わされることが常ですが、それもまた旅の思い出。「どれだけ安く買えるか」ではなく、「この値段なら妥当だろう」という独自のラインを持って交渉に望むようにしてください。でなければ、「他のショップだともっと安い値段で売ってた!」「騙された!」と不愉快な思いをしてしまいます。
■ばったもんや粗悪な雑貨も多い
シャネルやグッチなどの高級ブランドであれば「まさか市場に置いてるわけがない」とすぐにコピー品だと分かります。しかし、ベトナムの伝統工芸であるバッチャン焼や少数民族の作る服飾品などは、一見しただけでは分かりませんし、お店の人に騙されているかどうかの判断のしようもありません。
また、商品には粗悪な品も多いことを覚えておいてください。バッグに施されている刺繍がすでにほつれていたり、サンダルを試し履きしただけで、足の裏に色が付いてしまったり、すでに破損している小物雑貨が平然と並んでいたりと、商品の品質を保証することはできません。市場で雑貨を購入する場合は、「すぐに壊れても仕方ない」と思って買い物してください。
■すべての売り子の声を聞かない
相手は誰振り構わず声をかけてお店に引きずり込もうとします。時には腕を掴み、強引に商品を紹介することも。すべての売り子に構っていたら日が暮れてしまいますので、無視することも必要です。
■日本語は案外通じる
外国人観光客に特化した市場とあって、簡単な日本語を話す人が多いです。「おにいさん、なに買うの~?」、「これ安いよ!」と片言ながらも会話をすることができるお店が多いので、値段交渉もぜひしてみてください。
■バッグやポーチは体に密着させる
スリやひったくりはベンタン市場でも多数報告されています。被害を避けるためには、貴重品が入っているバッグやポーチは体に密着させるように守りましょう。背中に背負うリュックサックはチャックを開けられても気づかないので危険! できるだけ貴重品はホテルに預けておきましょう。