一人暮らし/一人暮らしの食材使い切り術

一人暮らしの食材使いきり術 買い物編(2ページ目)

一人暮らしの自炊初心者がよくつまづくこと。それは、せっかく買ってきた食材を使い切れないことです。保存法や調理法の工夫も大切ですが、一人暮らしでは、まず必要な食材の量や種類を見極めた買い物をするのがポイントです。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

常備する食材の数を決める

ご飯

どれだけ自炊できるかは人それぞれ。食材の量よりも数で買うように決めておくと、買いすぎない

ひとり分といえど、週に何日料理をするのか、一日に何食自炊をするのかなどによって、食べ切れる食材の量は違います。「仕事が忙しい」「飲み会が続いた」など、そのときの状況にもよりますが、自分が食べ切る期間と量の目安を知り、「それ以上は買わない」というルールを決めてみましょう。

■野菜
賞味期限があるわけではなく、日持ちしないものも多い野菜。野菜によって保存できる期間は違いますし、大きさも違うため、ルール化しにくいですが、「冷蔵庫の中には5種類以上の野菜は置かない」というように数で決めてしまうのもひとつの手です。買い足すときも、それ以上は増えないように気をつけて。

あまり増えてしまうと、当然一人では食べ切れなくなり、冷蔵庫の中を把握しきれなくなります。数を増やさないことで、使い切ろうという意識も高まります。

■肉・魚
肉や魚は冷凍できるものが多いため、一人暮らしでも保存しやすい食材です。ただし、冷凍したところで満足して、何ヵ月も経ってから発掘される……なんてことのないように注意しましょう。

野菜同様、冷凍しておくのは「肉なら3種類まで」「魚なら2種類まで」と数を決めておくのがおすすめです。

■冷凍・缶詰・レトルト・乾物
日持ちのする冷凍食品や缶詰、レトルトや乾物などは、一人暮らしの自炊にぜひとも上手く取り入れてほしい食材です。ただし、いくら日持ちがするといっても、買いこみすぎはNG。よく使うものを1種類ずつ備えておくのがいいでしょう。

日持ちする食材と、しにくい食材を組み合わせる

前項目で「常備する食材の数を決める」とお話しましたが、全部日持ちがせずに数日内に食べ切らなければならないと大変です。例えば、じゃがいもは時期や保存状態にもよりますが、数ヶ月置いておいても食べられることがあります。一方、ほうれん草などの葉物は数日内に食べ切らないと、傷んできます。特に野菜は、日持ちするものと、しにくいものを組み合わせて買うと、一気に全部の食材を食べ切らなければならない事態が防げます。

鮮度の高いものを見分ける

野菜

見切り品は安いことがあるけれど、その日のうちに食べ切れないなら、鮮度の高い方を選ぶこと

同じ日に買った、同じ種類の野菜でも、鮮度によって保存期間は大きく変わります。一人暮らしでは何ヵ所もお店を回って見比べるというのは難しいですが、少なくとも店内の商品の状態はよく見て、鮮度の高いものを選ぶようにしましょう。なお、『野菜を長く美味しく食べる 選び方と保存法』には、野菜ごとの選び方などを詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。

 

次のページでは、長く保存するための買い物術をお伝えします>>
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