コタキナバル/コタキナバルのグルメ・レストラン

コタキナバルのビール・お酒事情(2ページ目)

マレーシアはイスラム教国だからお酒が飲めない? と思われがちですが、コタキナバルのあるボルネオ島は多民族、多宗教で、非イスラム教徒も多く、お酒好きが多いことでも有名です。こちらで一般的に飲まれているお酒、どこに行けばお酒が飲めるのかなどビール&お酒関連の情報をまとめました。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド

外で飲むなら

中華系食堂

安く飲むならビールの看板の出ている中華系食堂。ガヤストリート裏の「レストラン・キナバル」は1缶5リンギット、3缶で13リンギット。昼間から飲んでる人もいます

イスラム教徒はお酒を飲めませんから、イスラム教徒の方が食事をするイスラム系の食堂や屋台、ショッピングセンター内のフードコートやチェーン系レストランはお酒を提供していませんし、持ち込まないのがマナーです。

中華系オーナーのレストランなどでは大抵ビールも販売されています。外でお酒を飲みたい場合は以下のような場所で探してみましょう。

■シーフードレストラン
シーフード料理にビールの相性は最高! シーフードレストランは缶ビールではなくて瓶ビールを提供するお店が殆どです。

■夜営業のバクテー屋さん
こちらも瓶ビール。バクテーとビールもよく合います。

■街中の中華食堂
安くビールを飲みたいなら中華系のローカル食堂。タイガーなどビールのロゴの看板やポスターが掲げられているのが目印です。1セット12~14リンギット(3缶で約400円)という激安価格でビールが飲めます。

■バー、パブ、クラブ
イタリアンや小洒落たダイニングバー風のレストランなどではビール以外のワインやカクテルなども提供されています。また、KKタイムズスクエア内、ウォーターフロントやハイアット周辺など、バーやパブ、クラブなどが集まっているエリアもあります。

■観光スポット
各島のビーチや、各ツアーのお食事場所でもビールが販売されています。観光地のレストランだと一缶10リンギット(約300円)が相場です。


ボルネオの地酒文化もぜひ体験してみて!

タパイ

タパイは甕で作られ、甕に水を足しながら竹のストローで飲むのが本流

ボルネオといえば先住民族伝統の地酒も有名。昔から稲作を営んでいた先住民族の多くは、収穫したお米から地酒を作り、お祝い事の時には地酒を振る舞って宴会を開いたりと、彼らにとって地酒はなくてはならない存在です。地酒にもいろいろなバリエーションがあり、お米の代わりにお芋などを発酵させて作る場合もありますが、代表的な地酒には以下のようなものがあります。

■タパイ TAPAI
炊いたお米に麹を混ぜて発酵させたお酒。日本のどぶろくに近い白濁酒です。

■リヒン LIHING
タパイをさらに寝かせた醸造酒。透き通った琥珀色のお酒で甘みが強くなります。

■ムンタコ MONTOKU
タパイを蒸留させたお酒。無色透明で味はまさに焼酎!

タパイは自家製なので街中ではなかなかお目にかかれないのですが、マリマリカルチュラルビレッジ、モンソピアド文化村でタパイの作り方の解説や試飲などがありますし、カダザンドゥスン族やルングス族の村でのホームステイなどに参加すれば村の人と一緒に飲む機会もあるでしょう。

リヒンはお土産屋さんや市場などで売られていたり、ムンタコはスーパーでも市販されています。瓶入りなのでちょっと重いですが、お酒好きな方へのお土産におすすめです。
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