注文住宅/女性視点の家づくり

主婦がモデルハウスで自問すべき「10の質問」(1)(2ページ目)

家を建てた後に女性が長く幸せでいられるためには、いくつかのポイントがあり、そのトレンドも少しずつ変わってきています。そんなに長く住む家を、わずか数か月で決めなければならないのは至難な過程ではありますが、特に女性・主婦がモデルハウスで意識すべきポイントをまとめました。

河名 紀子

執筆者:河名 紀子

家づくりトレンド情報ガイド


前ページでもお話したように、「このメーカーはこのインテリアしかできないんだ」と思わずに、まずはどの企業でもいいので自分の希望する内装の感じをつかんで手元にもっておいてください。

その後何十年と家を歩き回ることを想定して

もちろん、輸入住宅企業はよりバリエーションの広い輸入建材を扱っている確率が多いですし、珪藻土など健康素材に力を入れているのは「自然素材住宅」を謳っている企業だったりするので、自分がどの軸を重視するのかをまず見極めることが大切ですね。

掃除

家じゅう掃除する時のしやすさも考えて

しかし!モデルハウスで一番見るべきところとして、そういうインテリア・内装・外観よりもっと重要なところがあります。

それは、間取りと動線と広さの関係です。特に家事をしながら家の中を歩き回ることの多い主婦やママは、家を建てた後数十年もその中で動き回ることになります。

現在の動線に合わせるだけでなく、将来10-30年後の生活を想定した動線も、あらかじめ考えておきたいところ。間取りや動線はそうしょっちゅう変えることは物理的にも経済的にも難しいからです。

たとえば、その時以下のような質問を自分や家族にしてみたらどうでしょうか?

自問前半5つ

自問その1. 「今は共働きで忙しい生活。とにかく時短するためにはどういう間取りや動線がいいかな?」

自問その2. 「共働きで買い物になかなかいけないから週末にまとめ買い。どこに何をどう置く?」

自問その3. 「今は子どもはいないけど、子どもができたらどこで世話をすることになるかな?」

子ども

子どもの勉強机や学習用品の収納って、意外と小さい時は気づかないもの

自問その4. 「子どもが2-3人になったら、どこで勉強させて、子ども部屋はどうつくって、爆発的に増える子どもの衣類や遊び道具をどこに置く?」

自問その5. 「せっかくマイホームを建てるのだから、ママ友を呼んでティーパーティをしたい。週末は家族ぐるみで庭でバーベキューとか」

残り5問については次回解説します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます