タブレットPC/おすすめタブレット・電子書籍端末レビュー

『らしさ』があふれる。VAIO Tap 11レビュー(2ページ目)

VAIO Tap 11は、厚さ9.9mmとiPad並(9.4mm)の薄さを実現したWindows 8搭載のタブレットです。タブレットとしてだけではなく、標準添付のワイヤレスキーボードと組み合わせれば、VAIO Proのようにも使える特徴を持っています。

傍島 康雄

執筆者:傍島 康雄

タブレットPCガイド

特徴的なスタンドとキーボード

VAIO Tap 11には、4mm厚の2.4GHzの無線(Bluetoothではない)で接続するアイソレーションタイプのワイヤレスキーボードが付属します。(キー配列は、VAIO Pro 13インチと酷似しています)また、本体の背面には、角度を無段階に調整できるスタンドが付いています。
VAIO Pro 13インチのキーボードと比較したところ

VAIO Pro 13インチのキーボードと比較したところ


無段階に調整できるスタンド

無段階に調整できるスタンド



付属キーボードを使う場合は、このスタンドを使って本体を立てて、手前にキーボードを置くスタイルになります。出先で使う場合は、平らな場所に本体とキーボードを置くスペースが必要なので、ノートPCを使うより、広い作業スペースが必要になります。
VAIO Pro 13インチとの大きさ比較。意外に大きい

VAIO Pro 13インチとの大きさ比較。意外に大きい


持ち歩く時は、本体とキーボードを重ね合わせます。
キーボードは磁石で本体に固定され、ノートPCのようなスタイルで持ち運べます。キーボードのバッテリーは、本体と重ね合わせている時に充電されます。これで、いざ使おうと思った時に、バッテリー切れだったと言うことはないはずです。

本体とキーボードの端子が接触してキーボードが充電される。

本体とキーボードの端子が接触してキーボードが充電される。


さて、こうしたキーボードカバーは、ディスプレイ保護のカバーとしては機能するものの、キーがコシのないふわふわの打鍵感で、使うとストレスのたまるお粗末な製品を見かけますが、これは、キーボードとしても十分に機能します。また、VAIO Proのように、キーボードの手前にタッチパットが用意されているので、ノートPCのように使えるのも特徴です。
タッチパットがあり、VAIO Proと同じ感覚で使える

タッチパットがあり、VAIO Proと同じ感覚で使える


キーボードに関わるギミックは、すでにあるアイデアの寄せ集めですが、本体と重ね合わせた時に、バッテリーが充電できる気配りは、日本のメーカーならではの『らしさ』です。

らしさにあふれるタブレット

Windows タブレットだけに言えることではありませんが、タブレットは、前面がタッチパネルで、左右の側面にポート類が付く造りで、どの製品も似た見た目になり、差別化の難しいジャンルです。

この点、VAIO Tap 11は、軽量・薄型、デザイン、そして、キーボードカバーと、他とは差別化できる要因を持っており、ソニーらしさにあふれる、魅力ある製品です。

VAIO Tap 11を手にし、使ってみて、最後、頭に残った印象は、『元気だった頃の誇れるソニーが戻って来た』」のフレーズです。

 


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