学費・教育費/教育資金の貯め方

NISAを活用した教育資金づくりはどうすればいい?(3ページ目)

今後、金利上昇を考える場合、教育資金づくりとして2014年1月から始まる少額投資非課税制度(NISA)を活用する方法も選択肢のひとつになると思います。

岩城 みずほ

岩城 みずほ

学費・教育費 ガイド

フリーアナウンサー、セミナー講師、生命保険会社勤務を経て、2009年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立。セミナー講師、講演、相談業務、執筆など行っている。30代、40代の教育費を含む家計見直し、資産運用の相談を多く受けている。

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コモンズ投信のユニークな「こどもトラスト」

20歳未満を対象としているので、NISAは利用できませんが、教育資金を作るためにコモンズ投信が実施している「こどもトラスト(お子さま向け)」と「まごころ(お孫さん向け)」というユニークなサービスもありますのでご紹介します。

イギリスでは、現在、「英国チャイルド・トラスト」から移行した「ジュニアISA」という制度があります。これは、日本がNISAのお手本にした「英国ISA」の子ども版ですが、コモンズ投信の「こどもトラスト」は、「日本版チャイルドトラスト」の先駆けとなるべく、2010年より展開されているサービスです。

子ども名義の口座を開設し、一括25万円以上、もしくは、初回1万5000円以上、以降毎月3000円以上の積み立ての組み合わせをすると、3年後、5年後、7年後にコモンズ30ファンドをそれぞれ3000円分、合わせて1万2000円分プレゼントしてくれるというものです(注:プレゼント判定の最低限度額を満たした場合)。

対象のお子さんは0歳~15歳以下で、20歳になった時点で成人口座の切り替えが必要です。

現在、コモンズ投信で口座を開設している人の16%が、この「こどもトラスト」や「まごころ」を利用しているそうです。30歳~40歳代の親や祖父母が教育資金を作る目的だということで、コモンズ投信の伊井社長は、「民間からイノベーションを起こすという気持ちやっている。コモンズ30ファンドを通じて、子育てを応援したい」とおっしゃっています。

子どもが大人になったとき、預貯金以外の金融資産を保有できるということは大きな意味があると思いますが、そんな親や祖父母の思いを、「まごころメッセージ」という形で預かってくれるサービスもあります。未来の子ども夢を資金という形で応援できるのは嬉しいですね。
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