フランス語/フランス語アーカイブ

気になるフランス語の検定DELF・DALFって?(2ページ目)

涼しくなってそろそろ勉強モードに変わる秋。目標を定めてフランス語の試験にチャレンジしてみるのはいかがでしょう?フランス語の試験シリーズ第一弾は、DELF・DALFについてご紹介します。受検者の方の声もお聞きしました!

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド

DELF・DALFを受検された経験をお持ちの方々にこのテストの魅力を聞いてみました。

自分と向き合うことのできるテスト

delf

(左)安藤さん(右)林さん

まず、最初にご紹介するのは北海道の大学・高校でフランス語教師をされている林宏和さん。林さんは、Facebookグループ「フランス語のとびら」の管理もされており、フランス語や文化について自由に情報を発信しあえる場を提供してくださっています。林さんが受けられたのは、旧DELF/DALFだそうですが、このテストはズバリ「フランス語を通して自分と向き合うことのできるテスト!」なんだとか。口頭表現のテストがpublicité(広告)を見てそれについて自分の意見を述べるという内容だったそうで、分析と理由を説明するに至る過程で、自分を見つめることが求められるためだそうです。日本ではなかなかそういう機会がないので必要な能力なのではないかとのこと。納得ですよね!

フランスでの滞在に役立つテスト

次にご紹介するのは、フランス在住6年の安藤博文さんです。渡仏前は静岡や名古屋、岐阜などの高校や大学でフランス語の教師をされていましたが、現在は、パリ第3(ソルボンヌ・ヌーヴェル)大学博士課程で研究の傍ら、フランス在留の日本人にフランス語を教える活動も行っていらっしゃいます。安藤さんはこの生徒さんたちを通じて、DELF/DALFの重要性を感じられることが多いようです。

「DELF/DALFは、日本では資格としてあまり認知されていませんが、フランス語圏の大学やさまざまな教育機関への入学、そしてフランス企業への就職などで、フランス語力を証明する資格として重要なものとなります。例えば、DELF B2以上を取得していると、一般的にフランスの大学に入学するための外国人向け語学試験が免除されます。フランス語圏への留学やフランスでのお仕事を考えていらっしゃる方は、出発前に日本で取得することもできますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!」

次回のテストにむけて、みなさんもお勉強をはじめてみませんか?

【関連リンク】
アンスティチュ・フランセ日本:DELF・DALF試験対策講座が用意されています。

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