日本酒/おすすめの日本酒

2020年東京五輪開催決定! 東京の地酒ベスト5!(3ページ目)

2020年東京夏季五輪の開催が決定した。開催前後にはたくさんの国内外からの関係者、観光客が訪れるだろう。その時にお勧めしたい「東京の地酒」を知って、訪れる人たちに上手に提供したいもの。それこそがきっと東京人、日本人ならではの「おもてなし」になるはずだから。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

1位 丸眞正宗/小山酒造(北区)

丸眞正宗

まさに「江戸」「東京」の地酒といえる一本!

さてトップに輝くのはやはり東京23区内に唯一残る酒蔵だろう。

明治十一年、初代小山新七が酒造りに適した湧水を発見したことを機に小山酒造が始まった。赤羽岩淵の地下には秩父を源流とする浦和山脈の支流が流れており、潤沢な水があったとか。赤羽に良質な湧き水、そして清酒・・・・とは正直想像ができないかもしれないが、これこそ東京都民が誇るべき東京資産ではあるまいか。残念ながら東京オリンピック選手村から8キロ以内のヘリテージゾーンでもベイゾーンでもないが(ま、以内の必要もないのだけど)、東京の酒、都内で生まれる酒として、もっとPRしてもいい酒ではないだろうか。

さて気になるその味わい。「丸眞正宗 純米吟醸」は清々しい香りの落ち着いた吟醸酒。飽きのこない味わいで料理の邪魔をしない。お燗も冷酒もOKのオールマイティ酒。プレゼントにもお勧めだ。
さて、東京の地酒5種、お好みは見つかっただろうか。ちなみに東京の地酒は全般にすっきりとした辛口。少しミネラル分がある水で仕込まれるので芯のしっかりとした骨格のある味わいになる。そう、お醤油を使った味わいの濃い江戸料理にもよく合うのだ。

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さて、いかがだろうか。銘柄を知るだけでも価値があるけれど、東京オリンピック開催までには一通り飲んで、ホストとしてお客様におもてなしできるようになりたいものだ。そう、東京都民ならば、日本国民ならば……ね。


<おまけ>
吟の舞

吟醸の舞を楽しめる

東京の地酒としてお土産にできる銘柄がある。「吟の舞」「ぎんから」だ。銘酒開発協同組合が酒質設計し、東京国税局管内の一都三県(千葉、東京、神奈川、山梨県内)の36の蔵が造る統一ブランド。

昭和61年と平成5年の東京サミットのレセプションに使用され、各国首脳も関東の酒を味わった。

 

ぎんから

ぎんからはあっさり辛口がお好きな方に

「吟の舞」は調和のとれた純米大吟醸。「ぎんから」はきめの細やかな辛口がコンセプト。東京五輪にも再び日の目を見るかもしれない。








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