メイクは「保湿」の後に行われますが、一般的には、「日焼け止め」→「下地」→「コンシーラー」→「ファンデーション」、そして「ポイントメイク」と行程があります。それぞれに使用するアイテムがあるので、注意するポイントも、それぞれにあります。
■ベースメイク
ファンデーションの前に使用するアイテムと言えば、「日焼け止め」と「下地」です。これらは、いずれもクリームタイプか乳液タイプになります。本来、出来る限りクリームや乳液の使用は避けたいところなので、「日焼け止め」と「下地」が一緒になっている製品を使用することで、2つのアイテムを重ね塗りする必要がなくなるため、1つアイテムを減らすことができます。近年、日焼け止めには、お化粧下地を兼ねた製品が多く発売されているので、容易に探すことが出来ると思います。
■コンシーラー
ニキビ肌の方は、コンシーラーの使用にご注意を
それでは、「コンシーラーを使わずニキビを隠す」にはどうしたら良いか。ガイドのおすすめは、ファンデーションを顔全体に塗った後で、指の腹に少量のファンデーションを取り、ニキビに直接ポンポンと軽く乗せるように付ける方法です。
■ファンデーション
コンシーラー代わりにも使用する「ファンデーション」に関しても、ポイントがあります。それは、パウダーファンデーションを使用する、ということです。カバー力を重視すると、リキッドファンデーションを選んでしまいがちですが、ニキビの方には、是非パウダーファンデーションを使用していただきたいと思います。しかし、そのようにアドバイスをすると、「パウダーファンデーションは、粉っぽくて浮いた感じがするから使えない。」という声を耳にすることがあります。これに対しては、ファンデーション自体の品質の差はもちろん、下地との相性が関係しているものと考えています。
ガイドも長年、パウダーファンデーションの愛用者ですが、一度も粉っぽいと感じたことはなく、それは、下地とファンデ-ションの相性が合っているからだと考えています。
■ポイントメイク
ニキビに影響を及ぼすポイントメイクといえば、頬に血色を与える「チーク」や、立体感を持たせる「ハイライト」といわれるものです。いずれも、パウダータイプが多いのであまりニキビへの影響はないように思いますが、実は、意外と治り難さの原因になる場合があります。その際に問題となるのが、使用するブラシです。ブラシの硬さ、清潔さ、肌へ付ける際の強さなどが関係しています。例えば、頬の一番高い部分だけ、ニキビが治り難い方がいます。よくよく話を聞いてみると、その部位に毎日チークを付けているそうです。確かにメイクをした状態を見ると、しっかりチークが付いている印象でした。そして、ブラシをほとんど洗わないとなると、さらにダメージ要因が増してしまいます。
「治療をする前に、ひとまずスキンケアの見直しからしたい」とお考えの方には、是非、今回のポイントを参考にして、各アイテムをお選びいただければと思います。ただし、商品によっては例外も存在すると思いますので、あくまで一般的な商品での話だとお考えください。