筋肉の柔らかさ
プロのダンサーに多いのですが、彼らの筋肉はプニョプニョに柔らかいのです。筋肉の質が良いのです。ハンマー投げの室伏広治選手もとても柔らかい筋肉をお持ちで有名ですね。どなたかと対談されているときに、「赤ちゃんみたいなお肉!」 と言われていたのを思い出します。使わないときは柔らかくて、いざというときに力を発揮する筋肉。どうすればこの柔らかい筋肉が手にはいるでしょうか?赤ちゃんみたいなお肉、とまでとは行かなくても、今よりも柔らかくなったら嬉しいですね。
ちょっとしたコツをお教えしますので、今日から実践してみてくださいね。
筋肉が硬くなる理由
筋肉硬くなる原因の最大要素はストレスだとされています。身体的ストレス、心理的ストレスのどちらも筋肉を硬くします。好きなことでもずっと続けていると身体的ストレスになります。身体にとっては同じ姿勢をずっと続けていることがストレスになります。ときどき体勢を変えるためにリフレッシュすることが大事です。心理的ストレスも放っておいては身体が硬くなります。またいろんなことを深刻に考える傾向の人は筋肉が硬くなるようです。ポジティブにものごとを捉えることも大事です。
柔軟筋肉ゲット作戦
筋肉を柔らかくする方法について、猫とからめて解説しました。
最近の生活は身体をあまり動かさなくても欲しいものが手に入ります。例えばお風呂を湧かすにはスイッチを入れるだけで済みます。昔なら火をおこして、番をして、お湯をかき混ぜて……と、やることが沢山ありました。薪を割ったら完璧ですね。
そうしたことは現代社会では難しいことです。自分で意識して筋肉を動かすようにする必要があります。
お勧めの運動を二つご紹介します。
一つ目は、「猫歩き」です。両腕と両脚全てを使って猫のように歩く歩き方のこと。実際に「猫歩き」をしていただくとお分かりになるかと思いますが、これは全身運動です。筋肉が硬くなっていると歩きにくさもひとしお。ドタバタと音を立ててしまうかもしれません。
理想は優雅な猫のような歩き方です。猫の品評会で世界一をとるような猫になったつもりで、優雅に滑らかに歩こうとしてみてください。最初はやりにくいかもしれませんが、徐々に歩きやすくなってきます。
もう一つは、「クモ歩き」です。おヘソが上向きの猫歩きのことです。手が体の前ではなくて後ろになります。お尻を床から浮かして手足を動かして歩きます。
どちらもトレーニングではないので、辛くなったらやめて構いません。
頻度も気になりますね。私が生徒さんにお勧めしているのは、「トイレに行くときは猫歩き、戻るときはクモ歩き」です。
この二つの歩き方で身体が軽くなります。最初はぎこちないかもしれませんが、続けているときっと変化を感じることでしょう。そのときは筋肉が柔らかくなっていると思います。
騙されたと思って、ぜひお試し下さい。