記憶術/記憶術の例

さまざまな記憶術―デジカメを活用する宮口式記憶術

インターネットの情報商材(e-book)でかなり販売された「宮口式記憶術」。ただし、基本は古代ギリシアからの記憶術と同じイメージ記憶法。その独自の特徴は記憶術の中でも最も効果がなる場所法に特化したこと。そしてデジカメ写真の活用です。何が従来の記憶術と違うのか、試験勉強で活用する際の注意点は何なのか、解説します。

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

基本はやはりイメージ記憶――場所法・基礎結合法の応用形

偏差値41から東大へ!宮口式「超」記憶術

宮口式記憶術とは?

今回ご紹介する記憶術は『偏差値41から東大へ! 宮口式「超」記憶術』(講談社)の著者、宮口公寿氏が提唱する宮口式記憶術です。

宮口氏は高校生のときにテレビで記憶術と出会い、独自の工夫を加えて宮口式記憶術を完成させたといいます。

そしてご自身が記憶術の活用によって、偏差値41から東大合格、しかも大学・大学院在学中も首席クラスを維持し続けたそうです。

さて、この宮口式記憶術はどんな記憶術なのでしょう? 

宮口式記憶術は次の7ステップからなります。

1)「イメージ化」のトレーニング
2)「バックボーン」の準備
3)覚える内容の「整理」
4)覚える対象の「イメージ化」
5)バックボーンにアタッチ
6)イメージだけを復習
7)効果的な思い出し方


ご覧いただければすぐに気づかれると思いますが、「イメージ」を活用した記憶術であり、これは古代ギリシア以来のオーソドックスな記憶術そのものです。

参考記事→ 今すぐ使える記憶術―平成の総理大臣覚えてますか?

さらに言うと、「バックボーン」を「基礎」、「アタッチ」を「結合」と言い換えれば、以前にでご紹介したワタナベ式記憶術「基礎結合法」とほぼ同じです。

参考記事→ 記憶術お勧め本1:『一発逆転! ワタナベ式記憶術』

デジカメ写真を最大活用――デジタル時代の記憶法

 

では、どのステップに宮口氏なりの独自の改良・工夫が見られるのでしょう?

独自の工夫が見られるステップを抜き出すと、ステップ2とステップ3です。

まずはステップ2ですが、そこにある「バックボーン」とは覚えたい言葉をイメージ化したものをアタッチ(貼り付ける)風景であり、それには「道順」を用います。この「道順」を作成するにあたって、宮口式ではデジタルカメラで撮影して作っていく方法を推奨しており、撮影にあたって具体的な注意点が細かく書かれているのが特徴といえます。

いくつか挙げてみますと、

●自分から1~20mの範囲にある被写体・風景を撮影し、立体的な奥行きのある写真にする
●道の左側・右側を交互に撮影するのはやめて、右だけ、もしくは左だけを撮影する(順番を迷わず・素早くわかるように)
●最初に撮影する区間は50m程度、写真枚数は10~20枚程度で記憶術をまず試してみる
●大学受験なら3~5km程度(写真300~2000枚程度)、司法試験なら10km程度(写真1000~6000枚程度)が目安

ワタナベ式記憶術の渡辺氏も写真を使って「基礎」(バックボーン)を作っていましたが、写真を撮影して現像する手間を考えるとなかなか実践する人は少なかったと思います。

しかし、今では携帯電話でもデジタルカメラが内蔵されている時代ですから、昔以上に気軽に道順を撮影し、バックボーン(基礎)を増やしていくことができるでしょう。

→ もう一つの独自の工夫、そして課題は?

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