税金をクレジットカード払いできる自治体が増えている

クレジットカードで納税できたら便利でお得。でも、注意すべきこともあります

クレジットカードで納税できたら便利でお得。でも、注意すべきこともあります

市区町村を中心に、税金をクレジットカードで支払える自治体が増えてきています。

「税金の支払いがクレジットカードで行えるようになったら便利なのに」と考えたことのある人もいるのでしょう。ある調査によれば、自動車税、軽自動車税、固定資産税といった税金をクレジットカードで支払いたいと答えた人の割合は、約6割に上るとのことです。

クレジットカードで支払えるのは住民税、固定資産税、自動車税など

このよう状況を踏まえてか、普通徴収の住民税、土地家屋に係る固定資産税・都市計画税、償却資産に係る固定資産税、自動車税、軽自動車税といった税目を中心に、クレジットカード払いに対応する地方公共団体が増えています。また最近では、クレジットカードでふるさと納税をできる地方公共団体も増えてきてます。

東京都では、「都税クレジットカードお支払いサイト」で必要事項を入力するだけで、税金の支払い手続きが完了するシステムを運用しています。対応している税目は自動車税、23区内の固定資産税・都市計画税・償却資産税・個人事業税・不動産取得税など。利用できるカードもVISA、MasterCard、JCB、AMEX、ダイナースなどと充実しています。決済手数料がかかりますが、検討してみるのもいいでしょう。

とはいえ、クレジットカード払いはあくまでで支払方法のひとつ。税目ごとのルールに従うことになります。たとえば住民税の場合、その年の1月1日に居住していた市区町村が問い合わせ先であり、必ずしも現在の居住地にはならないので注意してください。

一方、確定申告の際の申告所得税、給与から天引きされる源泉所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税及び地方消費税など、国税庁が関係する税目については、現段階でクレジットカードへの対応はさほど進んでいません。

nanacoやペイジーで納税する方法も

nanacoを使った納税方法もあります。クレジットカードでnanacoにチャージした後、税金を納付するという仕組みです。とはいえ、nanacoにチャージできる限度額は1枚あたり5万円まで。この金額が納付税額の上限となるため、大口の税金の納付には不向きです。

また、「ペイジー」を利用すれば、パソコンや携帯電話、ATMから電子納税をすることもできます。

「Yahoo!公金支払い」を通じて税金をクレジットカード払い

「Yahoo!公金支払い」トップページ

「Yahoo!公金支払い」トップページ

現在、クレジットカードで税金を支払う一般的な方法の一つが、「Yahoo!公金支払い」。パソコンや携帯電話、スマートフォンから「Yahoo!公金支払い」サイトに接続し、納付書に印字されている納付番号・確認番号を入力します。クレジットカード情報を入力することになるため、手元に準備してから作業を開始したほうがスムーズでしょう。

なお、たとえば住民税の普通徴収なら、年4回の納付が原則なので、いつの納期からクレジットカード払いが適用されるのか注意してください。現時点で口座振替を利用している人だと、いわゆる「二重納付」になる可能性もあるからです。

税金をクレジットカードで支払うメリットとデメリット

税金をクレジットカードで支払うメリットには、次のものが挙げられます。

・インターネットを利用することにより、現金を持ち歩かなくていいというリスク軽減
・納付に行くという時間や交通費の削減
・その時に現金がなくても支払うことができ、家計管理面で便利
・クレジットカードを利用することでポイントやマイレージを獲得できる

反対に、デメリットは次の通りです。

・手数料が発生する(東京都の場合、納税額が1万円以下だと税込み78円、1万1円から2万円以下だと税込み157円かかる)
・クレジットカードを利用することによる情報漏えいの可能性

このように考えると、「現金を持ち歩かなくていいというリスク軽減」や「納付に行くという時間や交通費の削減」といったメリットは、ペイジーや口座振替活用時のメリットとも重複します。

したがって、ペイジーや口座振替ではなく、クレジットカードで税金を支払うメリットとデメリットに限れば、ポイントやマイレージの獲得と情報漏えいの危険をどう考えるに尽きます。

世の中が便利になるとその分、情報漏えいの危険が増すことは、何も税金の支払いに限ったことではありません。税金の支払方法の選択肢が増えることは歓迎すべきですが、上記のようなデメリットも知っておく必要があります。

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