アイドル・タレント/注目のアイドルグループ

アイドルグループの作り方! ゆるめるモ!後編(3ページ目)

ももクロを聴いてアイドルに目覚めた男が、何の芸能的ツテもないのにアイドルグループを立ち上げた!しかし言うまでもなく様々な苦労、そして客席側にいるだけではわからない成長があった!スカウトで集められた「脱力系サブカルアイドル」ゆるめるモ!誕生秘話の後編はグループ存続の危機が!?

大坪 ケムタ

執筆者:大坪 ケムタ

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グループのピンチで起きた「覚醒」

――ちょっとそこをおうかがいしたいんですが……。まずゆるフェスモ!でハプニングがあったんですよね。

「のんちゃんが身体壊してしまいまして。オープニングの挨拶は出られたんですけど、その後舞台裏で倒れてしまって、ドクターストップならぬ田家ストップで無理だと。それでその日は3人でやったんですけど」

――もともと体調悪くした理由って何かあったんですか?

「彼女、普段は大学生なんですけど、けっこう授業がガチガチに入ってる上にアイドル始めたもんだから、睡眠時間めっちゃ削るみたいな感じになっちゃってて、ほんと体がパンクしちゃったんですね。フェスの日は朝の時点では大丈夫って言ってたんですけど……」

――うーーん、精神的にもちょっとへこみますよね、そのタイミングは。

「それでもうのんちゃんは学業とアイドルの両立が難しいということで、しばらく休養という形を取ってます。本人としてはゆるめるモ!を支えたいってことで物販とか手伝いには来てくれるんですけど」

――物販のみ会えるアイドルという。

「もうその日はフェスの運営でもういっぱいいっぱいで、メンバーのケアが不十分だったのはもうホントに申し訳ないと思ってます……」

画像

現在のライブは主に3人がステージに。新曲も次々増えており、ゆるめるモ!はまだまだ突き進む!そして9月は勝負の月なのです。


――まあメンバーも楽しくて頑張りすぎちゃった所もあったりするんでしょうけども。

「それでさらに、ゆみこーんがのんちゃんに精神的に頼ってたところもあったんで、ちょっと負担が増えて参ってしまったところあって。けちょんとももぴが天然というか自由にやる子なんで『私がやらなきゃ』がデカくなりすぎたというか」

――ありゃりゃ。て事は、むちゃくちゃピンチじゃないですか!

「そうなんですよ! めちゃくちゃ危機的状況で……。残りはけちょんとももぴなんですけど……」

――最初の頃見てたイメージだと、あんまりグループ引っ張るってタイプじゃないですよね。

「最初のイメージだと、ももぴはマイナス思考なところがあるし、けちょんはふらっといなくなりそうだし(笑)。でも、そういう危機的状況になって2人が突然やる気出したんですよ!『もうこの状況で私たち前向くしかない!』みたいになって『1人になってもやる』くらいのテンションで、パフォーマンスの意識がガラッと変わったんですよ」

――へえええ!! グループのピンチに2人が覚醒しちゃったんですね。

「それでゆみこーんも『2人に頼っていいんだ』みたいに思えるようになって、また大丈夫になってきて。僕もその間ずっと心労が大変だったんですけど、メンバーに頼ってもいいかなと思ってからは楽になってきました(笑)」

――プロデューサーがそれでいいのかという気もしますけど、メンバーがノレてるうちはそのくらいでもいいんでしょうね(笑)。

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