新北投で見つけた! 究極のスローフード、阿嬌的店

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3日間煮込んだ鶏スープは免疫力を高めてくれる

新北投にある台湾創作家庭料理の阿嬌的店は、台北ガイドイチオシの名物レストラン。タクシーを飛ばしてでも行く価値あります! 作り手の気持ちがここまで丁寧に表現された料理はなかなかお目にかかれないはず。究極のスローフードを召し上がれ。

入口はどこ? まさに隠れ家レストラン

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ジャズが流れる店内

温泉で有名な新北投。観光地として地元の人たちが週末になるといっぱいやってきます。このひなびた温泉地にあるのが阿嬌的店(アチャオダディエン)。

マンション入り口側から入る方が楽だけど裏通りに玄関があり、そっちから入るほうが風情があるという話を聞けば、誰もがトライしたくなるのではないでしょうか。

古びた石段を登り(これがマンション4階分に相当する高さらしい)、裏通りを行ったり来たりして道に迷うこと10分以上……えっここから入るの?この踏み台が入り口?と絶句するような場所に阿嬌的店はありました。迷いそうなら、駅前側のマンションエントランスから入店しましょう。

前日までの予約が絶対に必要ですが、ここに来ればその理由が分かるはず。ひと皿ごとに食べる人を感動させる料理なんです。メニューはコース料理のみでひとり1000台湾元(3300円)、1200台湾元(3960円)、1500台湾元(4950円)の3種類です。

 

料理も室内もどこかレトロで心地よい

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手のひらサイズの碧玉瓢瓜は、テーブルで切り分けてくれる

室内はレトロな上海を意識したデザイン。外の光と部屋の採光がちょうどいいバランスで、ここがマンションの1室だということをつい忘れてしまいそう。ただの家庭料理レストランに終わらないような、静かなこだわりと情熱を感じます。

阿嬌的店の料理はどれも一昼夜じっくりと火を通し、味をしみ込ませ、形を整えたものばかり。油で炒めず、揚げず、心をこめて作られた料理は、食べる人の心をほぐしてくれます。

この店でとくに有名な料理に「碧玉瓢瓜」というものがあります。これはまず豚骨を10時間煮て、その中に瓢瓜を入れ2時間とろ火でことこと煮込んだもの。青緑色した瓜は非常に柔らかく煮こまれ、そこにアワビやフカヒレでだしを取ったスープがかかっています。その美しさはまさに芸術品。さわやかな瓜の甘さが嬉しい一皿です。

茶葉卵は双子の(黄身が2つある)卵を使って15時間煮込んだものですし、3日間煮込んだ鶏とレモンのスープも絶品。これらは定番メニューではなく、季節によって変化します。

ちなみに阿嬌的店とは、「嬌ちゃんの店」という意味。林さんの奥様が阿嬌で、当時奥様が料理を作っていたためこの名前になったんだとか。「だから今は僕が嬌ちゃんだよ」と笑う林さん。

林さんの料理を食べるためなら、タクシーを飛ばしても惜しくないはず。帰りは日帰り温泉に立ち寄って、観光気分を満喫してみては?

<DATA>
阿嬌的店(アチャオダディエン)
住所:台北市北投區光明路220号4F 304室
アクセス:MRT新北投駅から徒歩3分程度。台北駅周辺からタクシーで30分程度(350~400台湾元くらい)。
TEL:(02)2892-3613(前日までに必ず予約すること)
営業時間:12:00~14:30、18:00~21:00
定休日:月曜日
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。