公衆の面前で『キメェんだよ! 近よんじゃねえよ!』

――じゃあコンセプトが「サイトの看板アイドル」ということで、具体的にどうやって女の子集めようと思ったんですか?

「『アジポタ』がアジアのサイトなので、最初はタイやインドネシアの可愛い子を探して人気投票をやろうと思ったんですけど、アジアで括りすぎるとリスナーをいきなり狭く選びすぎるんじゃないか、と思ったんですよ。それよりも普通にアイドルを作って、『目標はアジアツアー』とかにした方が確実にウケるなと思ったんです」

――あ、いきなりコンセプトを修正して「普通のアイドル」に(笑)。コンセプト重視過ぎると、だいたい上手くいかないですしね。

「もともと自分もバンドやってたんで曲はあるんですよ。個人的には時代を先取りし過ぎたと思ってるんで。だからアイドルを始めた理由には、『ももクロより面白い曲書けるぞ』という嫉妬もちょっとあります(笑)。それにライブのブッキングもなんとかなる。だからあと重要なのは女の子をどう探すか? なんですよね。『アジポタ』でオーディションとかやっても、知名度ないから絶対集まらないし」

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デビューしてからは数々のライブイベントに参戦していったゆるめるモ!。廃病院パーティ、BELLRING少女ハートとの船上ツーマンなど奇抜なイベントにも積極的に出演。
 


――もちろん事務所なんかとも繋がりもない。

「そうです! だからゲリラ的に路上で声かけまくりましたね。原宿・渋谷・秋葉原・新宿……もう気になる子いたら家の近所なんかでも」

――可愛い子探してイチからスカウトしたんですか! 

「最初は声の掛け方もヘタで、公衆の面前で『キメェんだよ! 近よんじゃねえよ!』って罵倒されたりして、傷つくしヘコむし……つらい思いもいっぱいしました。あと中には『私そんな詐欺に遭ったことあるんです』って子もいたり。事務所でも何でもない僕の元に集まってくれた子はホントに勇気がある! それは感謝したい!」

――どういう声のかけ方したらアイドル候補が集まるもんですか?

「一応もうひとつのコンセプトとして『若者支援』てのがあるんです。『ライターやりたい』『スタイリストやりたい』みたいな夢がある子にアイドルとしてチャンスの場や人脈を増やす機会を作ることで、次のステージに繋がればいいと思ってたんですよね。だから声かける時も今なにやりたいかを聞いて『今セルフプロデュースの時代だから、アイドルもやって○○もやってる、の方が仕事も来るよ!』ってアピールしましたね。次の夢の実現の場にしてほしい、と」

――あくまでアイドルはステップでいいと。

「そうです! ただ『よし、これはオリジナルだ!』と思ってたら、秋元康さんも同じこと言ってましたね(笑)」

――確かに! しかもそれで大成功してますね(笑)。