ラテンアメリカを代表する民族舞踊の祭典、ゲラゲッツア
サン・アントニーノ村のゲラゲッツア。イスモ地方の踊り
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由来と歴史
サン・アントニーノ村のゲラゲッツア。湾岸地方の踊り
バジェス・セントラレスのいくつもの自治体で開催されますが、最も有名なのが、オアハカ市の中心、「フォルティンの丘」の上にある1万人以上を収容する野外劇場、アウディトリオ・ゲラゲッツア(Auditorio Guelaguetza)で開催されるゲラゲッツアです。
見どころや、楽しみかた
オアハカ州観光局のポスター、「2013年は大盛況のうちに終了しました。来年(2014年)のゲラゲッツアで会いましょう!」(C)Secretaria de Turismo y Desarrollo Economico
数々の踊りのなかでも、有名なのはパイナップルを掲げて踊る女性たちが美しい、トゥクステペック地方のフロール・デラ・ピーニャと、羽飾りをつけた男性たちが勇ましく踊るバジェス・セントラレル地方のダンサ・デラ・プルマです。
また、各行政区の踊りが終わったあとに、踊り子たちが贈り物を観客に捧げるのも大きな見どころ。ほとんどの贈り物は、観客席に投げつけられ、観客たちも、その贈り物を取りあいます。
贈り物は地元の特産品が多く、パンや、民芸品、果物、菓子などです。フロール・デ・ピーニャの踊りでは、パイナップルが頭上を飛んできて、危ないのですが、その豪快さもまた、ゲラゲッツアの魅力なのです。
また、ゲラゲッツア開催3日前の金曜日ごろから、中心部サント・ドミンゴ教会周辺の特設会場での催しや、関連イベントで、町じゅうが盛り上がります。開催期間中の金、土、日曜には中心でパレードが開催されるほか、オアハカ各地の民芸・特産品を集めた民芸博(Encuentro Artesanal Guelaguetza)、7つのモーレ(チョコレートソース)・フェスティバル(Festival de los 7 Moles)、オアハカ名物の地酒、メスカルを集めたフェア(Feria Internacional de mezcal )、コンサート、ダンス、演劇の催しが連日行われるので、事前に情報収集しておきましょう。
オアハカ市近郊の村でもゲラゲッツアにあわせて民芸や特産品フェアが開催されます。ちなみに、村々のゲラゲッツアは、極端に観光化されていないながらも質が高く、観覧無料と非常に魅力的なのですが、現地の交通機関の運行が夜21時くらいには終了してしまうので、専用車がない観光客の参加は難しいです。