フィレンツェ、ボローニャ他中部イタリア(7ページ目)

ウンブリア州の小さな町1　アッシジ

清貧の聖者サン・フランチェスコゆかりの地として知られるアッシジは、のどかな田園風景を臨む小高い丘の斜面にあります。小さな可愛らしい町には、サン・フランチェスコ大聖堂やサンタ・キアーラ聖堂など宗教的な物が多く、どこなく静寂に包まれたような雰囲気があります。

アクセスには、フィレンツェからトレニイタリアのレッジョナーレ（鈍行）で約2時間半です。鉄道駅から町の中心までは、市バスで数分。また、ローマからなら、長距離バスが便利。地下鉄B線のティブルティーナ駅からSULGA社のバスで約3時間、町の一番下にあるウニタ・ディ・イタリア広場に到着します。

バスや鉄道の時間が合えば日帰りも可能ですが、丘の斜面に建つ眺めのいいホテルに宿をとり、のんびりと田舎景色と静かな町を楽しむのもオススメです。また、バスの路線は、フィレンツェ、ローマからともペルージャを経由。アッシジの前か後に、ペルージャ観光を組み込んでみては？

SULGA社HP　時刻表検索（ペルージャ参照）

ウンブリア州の小さな町2　オルヴィエート

ウンブリアの広大な田園風景の中にぽっかりと浮かぶ丘の町オルヴィエート。エトルリア時代に起源を持つ古い町で、中世時代には、ローマ法王の隠れ里として栄えた歴史があります。

見どころとしては、イタリアでも屈指の美しさを誇る荘厳なドゥオモや、下りと上りですれ違わないメビウスの輪のような作りになったらせん階段がある不思議なサン・パトリツィオの井戸などがあります。中世時代の面影を残す町並みは、散策するだけでも楽しい。周囲を切り立った崖で囲まれているため、町に至るところから、広々とした風景を眺めることもできます。

ローマからトレニイタリア利用で、約1時間とアクセスの良さからも人気の観光地のひとつ。オルヴィエートの駅は丘の下にあり、フニコラーレ（ケーブルカー）で丘の上部にある町の中心街へ簡単にアクセスできます。