イタリア/イタリアのおすすめエリア

フィレンツェ、ボローニャ他中部イタリア(4ページ目)

南北に長いイタリア半島のちょうど真ん中あたりに位置する中部イタリア。拠点となる街は、フィレンツェやボローニャです。美しい田園風景が広がるトスカーナ州の小さな町「シエナ」や、グルメな街「パルマ」や「モデナ」、独立国家「サン・マリノ共和国」などもこのエリア。各町へのアクセスもご紹介しています。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

中部イタリアの町2 ボローニャ

ボローニャの名所「斜塔」の上からの眺め。赤い甍の波に二つの塔が影を落とす

ボローニャの名所「斜塔」の上からの眺め。赤い甍の波に二つの塔が影を落とす

ヨーロッパ最古の大学があり、イタリアでも重要なビジネス見本市が数々開かれるなど、歴史と先進が同居した活気にあふれる街・ボローニャ。街全体を彩る赤いレンガの建物群が印象的です。

ポルティコ(回廊)のあるボローニャの街並み

ポルティコ(回廊)のあるボローニャの街並み

見どころとしては、97メートルの高さを誇るボローニャの斜塔や世界初の人体解剖学教室がある旧ボローニャ大学、ゴシック様式のサン・ペトロニオ聖堂など。中世時代に作られた斜塔は、すり減ってやや傾いた急な階段を自力で登らねばならず、高所恐怖症には相当コワくはありますが、登りきった先には、360度眼下に広がる赤い甍の海。疲れも恐怖も忘れさせてくれる大パノラマが広がります。

街中の建物には、屋根付きの回廊・ポルティコが設けられており、雨の日でも傘をささずに歩けるのが便利。ポルティコに並べられたカフェのテーブル席に座って、道行く人を眺めるのもボローニャらしいひとときです。 

 

中部イタリアの町3 ペルージャ

各国の学生が多く、活気のある田舎街

各国の学生が多く、活気のある田舎街

「イタリアの緑のハート」と称されるウンブリア州の州都であるペルージャは、ローマ時代よりももっと以前にさかのぼったエトルリア時代に起源を持つ古い街で、ウンブリアの大地を見渡す高台にあり、街の至るところに細い坂道が迷路のように続いています。

外国人のためのイタリア語講座のあるペルージャ外国人大学があることでも知られ、古い町ながら、学生街の活気のある街でもあります。

ペルージャへのアクセスは、電車かバス。電車の場合は、ローマから乗り換えなしの直行利用で約2時間半、フィレンツェからなら直行で約2時間です。バスも便利で、フィレンツェからは、約2時間。フィレンツェーペルージャーアッシジのコースになるので、ペルージャを観光し、アッシジに向かう方法もあります。また、ローマからは2時間15分。同様にアッシジ行きになります。
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