ムーミン、オーロラ、デザイン、森と湖……さてあなたは、何フィン派?
国土は70%が森、さらに無数の湖沼があるフィンランドは、まさに「森と湖の国」の称号にふさわしい国
近年、いろいろな要素から日本での注目度が高まりつつある北欧フィンランド。2013年7月からのJAL直行便就航も弾みとなって、日本からの旅行者数は年々大きく増加しています。では観光客は何を楽しみにフィンランドにやって来られるのでしょう? フィンランド旅行の醍醐味といえば?……今後の旅行先の候補地として漠然とフィンランドを考えている人や、フィンランド旅行のイメージを掴みたい方のために、「フィンランドといえば!」な全8項目を一挙紹介いたします。あなたの気になるフィンランドが見つかったら、ぜひその本物に出会いにいらしてください!
日本でも絶対人気のムーミンは、フィンランドの永遠のヒーロー
夏季と2月中旬の1週間だけオープンする、ナーンタリ市のムーミンワールドは、ムーミン好きにとっては聖地のような場所
フィンランドと聞いて、世代にかかわらず日本人が思い浮かべるキーワードNo.1は、間違いなくこちら「ムーミン」。ムーミンシリーズの作者トーヴェ・ヤンソン(Tove Jansson/1914-2001)は、ヘルシンキ生まれのスウェーデン語系フィンランド人。戦時中に、彼女が知人の子どものために創作した絵本から生まれた不思議な妖精ムーミンは、その後瞬く間にフィンランド国内で脚光を浴び、お話にも次々にシリーズの続編が書き足されていくことになりました。
フィンランド国内でももちろん、ムーミンとその仲間たちは世代を超えて愛される永遠のヒーロー。フィンランド南西部の街ナーンタリには、お話の世界をテーマにした
ムーミンワールドが実在するほか、タンペレにある
ムーミン谷博物館、ヘルシンキ市内や空港にあるムーミンショップなど、ムーミンファンにはたまらない、ご当地ならではの名所がたくさんありますよ。
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フィンランドは、言わずと知れたサンタクロースの暮らす国
ロヴァニエミにあるサンタクロース村では、一年中サンタさんが世界中からの訪問客を優しく迎え入れてくれる。さすがサンタさん、日本語もなかなかお上手!?
フィンランドといえばサンタクロースの故郷……というイメージを抱いている人も多いでしょう。正しくは、フィンランドに古くから伝わる固有のクリスマス文化に、聖ニコラウスをモデルとする欧州のサンタクロースの風貌や風習が融合した姿と言えます。フィンランド語でクリスマスはJoulu(ヨウル)。この聖なる夜には、北極圏の山に住む長いお髭がトレードマークのサンタさん、通称ヨウルプッキが、トンットゥと呼ばれる小人のような見習い弟子を従えて、良い子の住む家へせっせとプレゼントを運びに行くと言われています。
フィンランドで実際にサンタクロースに会える場所として有名なのが、北極圏の玄関口の街ロヴァニエミにある
サンタクロース村。ここは一年中クリスマスムードに彩られた、大人も子どもも思わずウキウキしてしまうテーマパークで、その中心に、なんと年中無休でサンタさんと対面しお話できる特別部屋があります。また併設する郵便局では、サンタクロースの特別消印が押された手紙を世界中に送れるほか、
サンタさんからのお手紙申し込みサービスも人気です。
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