7月 夏の立ちくらみを防ぐ献立レシピのポイント
旬の食材を豊富に取り入れた献立
座位また寝ている状態から立ち上がった時に突然、目の前が真っ暗になり、意識がフーッと遠のきそうになる立ちくらみ。夏は特に経験される方も多く注意が必要です。栄養バランスの整った食事を日々心がけてとることで立ちくらみを防ぐことができます。夏の食材を豊富に使ってどなたにでも簡単に作れるレシピをご紹介します。
旬の味覚 うなぎとゴーヤの効能
旬の味覚を取り入れましょう
土用の丑の日にはうなぎを食べるという風習があります。うなぎには疲労回復効果のあるビタミンB1と立ちくらみを防ぐ鉄分を多く含み、暑い夏を元気に乗り切れるよう他にもたくさんの栄養素が備わった魚の一つです。
一方、ゴーヤはビタミンCが豊富に含まれています。強い紫外線を浴びるこの季節、肌のシミやソバカスの原因となるメラニン色素の沈着を抑制する効果のほか、鉄分の吸収を促進させる働きがあります。
海の恵みから鉄分をとりましょう
しじみは旬が二回あります
わかめやひじきといった海藻類には鉄分が豊富に含まれています。特に海藻類の鉄分は体内への吸収効率が良いので立ちくらみが頻発する方にはお勧めの食材です。様々な料理に活用できるのも魅力です。
しじみの旬は二回あり、この時期とれるものは土用しじみと言われます。鉄分が豊富で旨みもたっぷりなので、砂抜きさえしておけば簡単に味噌汁やスープが作れます。朝食にも良いでしょう。
近年注目されているアマランサス
雑穀には様々な栄養素が目白押し
近年のブームの中で注目をあびている雑穀「アマランサス」。鉄分が豊富に含まれています。少しクセのあるにおいがするので単独では食べにくいものですが、精白米と混ぜて炊いたり、味付けの炊き込みご飯にしたりするといつもの白飯と遜色なく食べることができます。
牛肉は赤身をメインに使いましょう
牛肉に含まれるヘム鉄は体内吸収率が抜群
鉄分をとるにはレバーが良いのは皆さんも周知のごとくですが実際は苦手な方も多いはず。そんな方には牛肉をお勧めします。牛肉に含まれる鉄は体内への吸収率が良く、ビタミンCを多く含む野菜と一緒に調理するとより吸収率がアップします。脂身の部分より赤身をメインに調理しましょう。
ドライフルーツ・ナッツは鉄分が手軽に
お子様のおやつにもok
干しアンズやレーズンは鉄分補給として朝食やおやつに手軽に食べることできます。そのまま食べても美味しいですし、パンケーキやクッキーの生地に混ぜ込んで焼いても良いでしょう。ナッツ類は様々な料理に活用できます。炒め物に加えたり、すって和え物にしたりするのもお勧めです。
それでは、これらの食材を使った立ちくらみを防ぐ献立レシピをご紹介します>>