ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

賃貸暮らしのライフプランの注意点は?(2ページ目)

消費税増税や住宅ローン金利の上昇、住宅ローン減税の拡充等で、マイホームを購入する人が増えている一方、賃貸派も多くいます。今回は、賃貸暮らしを選択する夫婦に、ライフプランを考える上で意識してほしい点について、ご紹介します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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賃貸暮らしで万が一の場合、必要保障額はどうする?

数年、数十年先の暮らし方を住居費に当てはめてみよう!

数年、数十年先の暮らし方を住居費に当てはめてみよう!

マイホームを購入して住宅ローンを組む際、団体信用生命保険に加入すると、ローンを組んだ人に万が一のことがあった場合、以後のローン返済が免除される仕組みになっています。

そのため、万が一の保障額を考える際の住居費は、管理費や修繕費(修繕積立金)、固定資産税を見込めばよいことになります。

一方、賃貸住宅に住んでいる場合は、家計を支えている人に万が一のことがあっても、家賃は払い続ける必要があるので、その分、必要保障額に盛り込む必要があります。以下、考え方の例をご紹介します(ここでは、夫に万が一のことがあった場合と仮定しました)。

  • 今の住まいにそのまま住み続ける場合は、現在の家賃×12カ月×住む予定年数で試算
  • 社宅に住んでいる、もしくは夫の勤務先から家賃補助が支給されるという人は、万が一の場合にも住み続けられるのか。住み続けられない場合や家賃補助がなくなった場合は、住居費を変えて試算
※妻の実家に帰るという場合は、住居費はかかりませんが、実家に入れる生活費などを見積もることもおすすめします。

必要保障額の考え方や計算の仕方は、「夫婦で考える生命保険、必要保障額はいくら?」もあわせてご覧ください。

賃貸派にも必要な損害保険とは?

借りている住まいはもちろん、家財にも保険を掛けると安心!

借りている住まいはもちろん、家財にも保険を掛けると安心!

賃貸住宅に住んでいて、特に気をつける必要があるのは、火災や水漏れなどを出さないようにすることではないでしょうか。

ガイド平野も、10年以上賃貸住宅に住んだ経験がありますが、火の元や水周り、ベランダからの落下物などは、とても注意していました。注意が必要なのは持ち家でも同じなのですが、特に違うのは、大家さんの家を借りている、ということです。

万が一、失火などで建物が燃えてしまった場合、大家さんに支払う損害賠償金を補償してくれるのが、「借家人賠償責任保険(しゃっかにんばいしょうせきにんほけん)」です。また、お隣や階下など、同じ賃貸マンション(アパート)に住む人に水漏れなどで損害を与えてしまい、法律上の賠償責任が発生した場合にも備えたい、という場合は、「個人賠償責任保険(特約)」に加入すると安心です。

初めに不動産屋さんと賃貸借契約(ちんたいしゃくけいやく)を結ぶ際、「借家人賠償責任保険」の加入をすすめられると思いますので、「個人賠償責任保険(特約)」とセットで契約できるか確認してみましょう(既に他の損害保険で、個人賠償責任保険に加入している場合は、補償限度額もご確認ください)。

自分たちへの補償もあると安心!

なお、大家さんや他の住民への補償とは別に、自分たちのためにも家財保険や地震保険に入ると安心です。

賃貸派の人は、次の引っ越しのことを考えたり、「シンプルに暮らしたい」と考えたりする人も多いので、比較的、家具などの物を多く持たない傾向がありますが、その分、長く使える良い物を買う人もいるようです。

洋服や家具・家電など、総額にすると意外と大きな額になっているものです。賃貸専用に、火災・盗難・地震から家財を守るパッケージ化された保険も出ているようですので、関心がある人は比較検討してみてはいかがでしょうか。賃貸借契約の際に、不動産屋さんから保険会社を指定されている場合は、補償内容をよく確認したり、相談してみることをおすすめします。

住まいの保険については、次の記事もあわせてご覧ください。
火災保険の選び方を考える(商品・賃貸編)
火災保険の入り方!どこで、どう加入する?
火災保険をマンションで契約するポイント
火災保険、賃貸住宅と賃貸マンションQ&A
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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