仕事もあきらめない
ホットケーキとヨーグルトの手作りケーキで1歳のお祝い
妊娠中も仕事を続けていた双子ママ・Nさん。お子さんたちが1歳半の時に、再就職先が決まると同時に、無認可保育施設に入ることができました。1年目はとにかく2人が交互に体調を崩し、ファミリーサポートセンターや病児保育などを併用しても仕事を休まざるを得ないことも多く、「心が折れそうになった」そうです。職場や家族の理解もあり、何とかその時期を踏ん張り、保育園生活2年目からはお子さんたちが体調を崩すことも減ってきたそう。その後、お子さんたちは認可保育園に転園。2人の子の預け先を必死に確保し、実績を重ねたことが、独立という形での仕事の仕方に結びつきました。
三つ子ママ・Hさんは、妊娠14週で流産・早産を防ぐ手術をし、続けたかった仕事を辞めました。今、幼稚園の年長の三つ子ちゃんたちの育児は、まだまだエネルギーがたくさん要りますが、「小学生に上がる時期を目標に、仕事を始めたい」と考えているそうです。
双子ちゃん、三つ子ちゃんがいる幸せ
双子ちゃん2歳、手をつないでお散歩へ出発
「乳児の頃は、かわいいと感じる余裕さえないこともあった」と、双子ママ・Nさん。3歳を過ぎた今では、常に相棒がいることがうらやましくなるぐらい、仲よく遊ぶ2人を見て「双子でよかったなあ」と、しみじみ感じるそうです。三つ子ママ・Hさんが挙げるのも「歳の同じ兄弟がいること」。男の子3人、激しくけんかをすることもあるそうですが、「毎日が修学旅行のようで、本当に楽しそう」。複数の赤ちゃんのお世話の負担は、強い絆で結ばれた子どもたちが次第に仲良く遊び、お互いに刺激し合って成長していく中で、大きな喜びとなっていくようです。
毎日が修学旅行
「手を抜けるところは手を抜いて、周りの人に甘えて、自分の時間を作って」と双子ママ・Nさん。「母1人ではどんなに頑張ってもできないこと、無理なことがたくさん。どんどん周りを巻き込んで子育てを楽しんで」と三つ子ママ・Hさん。双子、三つ子の赤ちゃんのお世話の記憶もまだ鮮明な先輩ママたちが、これから双子、三つ子の赤ちゃんを迎える妊婦さんやパートナー、今お世話に向き合っているお母さん、お父さんたちに、「多胎児ならではの楽しみ、喜びがありますよ!」とエールを送ります。