日本国内でもユーロ通貨への両替はスムーズ!
Kamppiショッピングセンター内にある両替商。ただし、日本円からユーロへの両替は、日本国内で行なっておくほうがレートが得になることを覚えておこう
2013年現在、北欧諸国で唯一欧州連合(EU)のユーロ通貨圏に加盟しているフィンランド。最大紙幣は500ユーロ紙幣ですが、市場ではめったにお目にかかることはありません。現地では、100ユーロ以上の紙幣での支払いが断られる場も多いので、両替の際には細かい額の紙幣を多めに用意してもらうのがベター。また、余ったユーロ通貨からの再両替が可能なのは、基本的に紙幣のみです。ヨーロッパ諸国との共通通貨で汎用性の高いユーロは、仮に旅のあいだに使い切れなかったとしても、次回の欧州旅行のために再両替せずとっておくのも良いかもしれません。
日本国内では、国際空港内はもちろん首都圏や代表都市であれば、ユーロに両替可能な両替商や銀行は見つかりやすいといえます。レートや手数料、やりとりの煩わしさのことを考えても、現地で両替するよりは、出発前に日本で両替していくことを強くおすすめします。手続きにはパスポートが必要であることが多いのでお忘れなく。
<国内でユーロへの両替が可能な施設の代表例>
フィンランドで両替をするには、観光地なら両替商、地方都市なら銀行へ
ヘルシンキ中央駅構内にあるForex Bankの両替所
相対的には日本国内で両替していくよりレートが良くないのですが、もちろん、現地到着後に両替の必要性が出てくることもあるでしょう。ヘルシンキ・ヴァンター空港をはじめ、国際線のある空港内には両替商が並んでいます。また観光都市ヘルシンキでは、中央駅構内やエスプラナディ通り沿い、カンッピほかショッピングモール内など、買い物に便利な場所で簡単に両替商を見つけることができます。中心店舗以外は週末が休みであることが多いので、平日のうちの両替を心がけましょう。
<フィンランド国内の代表的な両替商>
ヘルシンキ以外でも、それなりに規模の大きい地方都市であれば、中心街に1店舗は両替商が見つかりますが、両替商のない地方都市での両替には、銀行の窓口を利用します。両替商と同様に、窓口で両替したい日本円とパスポートを手渡し、ユーロに両替したい旨を伝えます。日本円の信頼度は高いのでおよそどこでもスムーズに手続きをしてくれますが、稀に小さな銀行では手続きを断られることもあるので要注意。また銀行は全般的に週末は休業するので、平日のうちに両替、が基本ですね。
大手銀行のひとつ、Nordea Bank
<フィンランド国内の代表的な銀行>
この他、等級の高いホテルであればフロントで両替に応じてもらえます。
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