銅峡谷ウルトラマラソンのきっかけとなったタラウマラ
ウルトラマラソン、カバジョ・ブランコ2013年のチラシ
タラウマラのサンダル(C)Ah Chihuahua www.ah-chihuahua.com/
マクドゥーガルは、ほとんど裸足にちかい姿で、世界一速く走ると噂される、チワワ州の秘境、銅峡谷に住む先住民族タラウマラの存在を知ります。現地に長く住み、 タラウマラの人々とも交流のあるカバジョ・ブランコというアメリカ人や、仲間たちと協力しあい、銅峡谷(バランカス・デル・コブレ。英名コッパーキャニオン)で、タラウマラとアメリカ合衆国の強者ランナーたちを集めて、岩場や滝、山を越える80kmの耐久レース「コッパーキャニオン・ウルトラマラソン」を行うまでの顛末を綴った記録小説で、日本でも話題になりました。
そのウルトラマラソンも、2013年で11回目。現在では毎年約600人のランナーが走る国際マラソンにまで成長。カバジョ・ブランコが2012年に亡くなったため、その名前を冠して、2013年からは「ウルトラマラソン、カバジョ・ブランコ」という名前になりました。もちろん、毎年タラウマラのランナーが出場し、優秀な成績を残しています。
参考>>>ウルトラマラソン、カバジョ・ブランコの公式ホームページ
タラウマラの集落へ行くには
帽子を草で編んでいる女性(C)Etsuko and Masanari Abe
岩の窪みを利用した家(C)Etsuko and Masanari Abe
そんななか、旅行者がチワワ鉄道のルートから簡単に行きやすいのは観光地クリールからツアーを利用する方法。ホテルの宿泊とパックになっているツアーもたくさんあります。また、チワワ鉄道のバウィチボ駅で降り、車で約45分のセロカゥイ村まで移動。村には宿泊施設があるので、そこを拠点にして、近隣のタラウマラの集落、ウリケへむかうこともできます。