チワワ太平洋鉄道の見どころ、先住民族タラウマラの文化

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伝統的な衣装を着たタラウマラの女性たち(C)Etsuko and Masanari Abe

チワワ太平洋鉄道のルートには銅峡谷をふくむ、シェラ・タラウマラ(正式名称はシェラ・マドレ・オクシデンタル)という海抜1500~2400メートルの山脈があり、そこにはおよそ5万のタラウマラの人々が住んでいます。チワワの文化を語る上で重要なタラウマラについて紹介します。

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タラウマラはどんな人たち?

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カゴや木彫品を販売する女性

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タラウマラの男性(C)Ah Chihuahua www.ah-chihuahua.com/

タラウマラはララムリとも呼ばれ、その名前には「軽々と走る足を持つ人々」という意味合いがあります。

その名の通り、タラウマラは走るのが速く、強靭な足を持つ人々。裸足に近いサンダル姿で、険しい峡谷や川を超え、200kmにおよぶ長い距離を走り続けるといわれています。

 
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山間にこつ然と現れる家々

タラウマラの人々は岩のくぼみを利用した家や、山間の平地にある簡素な木の家に住んでいて、女性は民芸品の販売、男性は農業(トウモロコシ、豆、唐辛子などの栽培)を行いながら暮らしています。

民芸品はマゲイ(竜舌蘭)の葉や、針葉樹の葉を使って編んだカゴや、木彫りの飾り物といった素朴な品が多いです。

 

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タラウマラの若い女性は現代的な格好

女性はカラフルなブラウスと長いスカートをまとい、男性はゆったりしたシャツに刺繍のベルト、足下は古タイヤを利用した靴底に紐を通したサンダル姿が一般的です。最近では、現代的な格好をしている人も多いですが、とても、もの静かで、まるで自然にとけ込むような佇まい。物売りをしている人たちも、控えめな印象です。

それもそのはず、タラウマラの哲学で重要なのが、人々に敬意をもつことや距離を保つことなので、訪れる私たち観光客も、彼らや、その伝統に対して敬意を示さなければなりません。

 

セマナサンタの儀式

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セマナサンタの儀式の様子(C)Ah Chihuahua www.ah-chihuahua.com/

タラウマラの文化で重要なのが祭りです。農業のサイクル(種植えや収穫期など)や、カトリックの行事にあわせて祭りが行われますが、なかでもセマナサンタ(カトリックの復活祭を祝う大型連休。毎年変動しますが、だいたい3月下旬~4月下旬くらい)に開催される儀式は有名。音楽や踊りのほかに、木の球を蹴りながら長距離を走るレース、悪魔側である白い塗料を身体や顔に塗った男性たちの白グループと、神側の戦士たちの赤グループが対決する取っ組みあいもあります。カトリックと先住民のシャーマニズムが融合した特殊な儀式として、内外から観光客が訪れます。