今回はキャリアプランの是非について考えてみたいと思います。大企業を中心にキャリアプラン研修が行われていますが、このところその有用性について是非論があります。

キャリアプランは有用か?

キャリアは戦略なのか、あくまでも縁や運なのか?

キャリアは戦略なのか、あくまでも縁や運なのか?

キャリアプランを立ててもそれ通りに事が運ぶとは限りません。途中まで順調にいったとしても、例えば、会社統合による事業部の廃止による職務変更、突然の想定外の人事、妊娠等のライフイベントなど、これまで描いていたキャリアプランをリセットする必要があります。

キャリア論の中で、「計画化された偶発性」理論というのがあります。今、眼の前にある事が大切であるというスタンスです。将来のキャリアイメージを持つこと自体、そのことで思考行動が制約され、逆にチャンスを失いかねないということです。

そうであれば、今の仕事に没頭して、その試行錯誤の中から新しいチャンスを獲得するという考え方です。偶発的なものから新しいキャリアを構築するというものでその意味では納得感があります。

確かに、ガイドの私も自分のキャリアヒストリーを振り返ると然りです。最初の転職は学生時代から興味を持っていた分野の仕事で論文も書いておりましたので、会社名は存じ上げていました。たまたま、求人されている情報を伺い、応募して、縁あって入社したのでした。

当時は最初の会社から大学院へ教育の一環として在籍していた時期で現場にいたわけでないため、環境的にゆとりがありました。学生時代に書いた論文を応募書類とともに送付した結果、第一次面接から将来の上司となる社長が面接で対応されました。

大企業に在籍していたものにとって、最初から社長にお目に掛かることはインパクトがあり、非常に魅力的な方でしたので、引っ張られるように転職をした訳です。

2回目の転職はその会社の経営状況が悪くなり、二進も三進もいかなくなった頃、最後の最後まで正社員として残っていたのですが、たまたま、相談した方が最初の会社で仕事を共にした方で、その方からのお誘いで転職をしました。