ウォーターフロント再開発エリアで最新のオスロを満喫!
ウォーターフロント再開発地区エリアとして注目を集めているアーケル・ブリッゲ。オスロ市庁舎の目の前に広がっているのがオスロフィヨルド。右手にはショッピングセンター、左手にはフェリー乗り場がある
フィヨルド沿いに立つ時計塔
1982年までは造船業や機械産業が盛んだったアーケル・ブリッゲ/Aker Bryggeエリア一帯。その後1980年代からオスロ市による「フィヨルドシティ」プロジェクトの開発計画が進み、かつては港湾倉庫地区だった場所は、現在は最新のウォーターフロントエリアとして生まれ変わりました。流行の発信地、また新しい観光スポットとして、多くの観光客と地元民で賑わい、国内・海外から大きな注目を集めています。
フィヨルドの潮風を浴びながら、アーケル・ブリッゲを散策
ビールを飲んだり、アイスを食べるのがノルウェー人流の楽しみ方
オスロ市庁舎やノーベル平和センター前にはオスロフィヨルドが広がり、市庁舎から見て右手には、かつて倉庫街だった赤茶色いレンガの建物で成るアーケル・ブリッゲ・ショッピングセンターが建っています。約50軒のショップや35軒の飲食店を含み、1階にあるレストランやカフェの外のテラスでは、ノルウェー料理を食べながらフィヨルドを眺めることができます。
カモメが飛び、ボートが並ぶオスロフィヨルド
高級地区なので、オスロ中心地のなかでも物価が最も高い場所となりますが、ここではぜひサーモンなどのノルウェーのシーフード料理を満喫してみてください。お財布の紐をちょっとだけ緩めて、豪華に料理を楽しんだり、彫刻などのアートに触れて、フィヨルド沿いをのんびりと散歩してみましょう。
世界のアートに触れる、テューヴホルメン地区
外観建築も美しいアストルップ・ファーンリ現代美術館
アーケル・ブリッゲ地区を市庁舎からまっすぐ突き進んでいくと橋にぶつかります。この辺りは開発が終了間近のテューヴホルメン/Tjuvholmen地区となり、今後さらなる集合住宅や商業施設が建設予定です。
2012年9月に現在の場所に移転してオープンしたアストルップ・ファーンリ現代美術館には、世界中からの美術品が集まっており、人気の観光スポットのひとつとなっています。
無料で開放されている彫刻公園とミニビーチ
美術館周辺はチケットを購入しなくても自由に歩き回ることができます。館内をそのまま通り抜けると、フィヨルドを見渡すことができる小さな彫刻公園へと抜けることができます。一部のエリアは子どもたちなどがフィヨルドで遊べるように砂場となっており、夏には大人も水着を着て日光浴を楽しんでいます。
ユニークな彫刻がたくさんあり、外はまるで無料の彫刻美術館
周辺一帯にはさまざまな彫刻が建っているので、色々と探してみると面白いでしょう。アーケル・ブリッゲ周辺には、かつて戦闘に備えていたことを示す大砲や、船の錨(いかり)などの歴史を感じ取れることができる彫刻が多くあります。反対に、美術館のあるテューヴホルメン一帯には、ユニークな現代アートらしい彫刻が多く見られます。
「フィヨルド」というと大自然の絶景を想像してしまいがちですが、首都オスロでは違った角度からフィヨルドを楽しむことができます。現在、最も注目を浴びており、さらに発展し続けているウォータフロントエリア。オスロ観光の際に、カール・ヨハン通りからちょっとだけ抜けて、フィヨルドの潮風を楽しんでみてください。