照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

間接照明に使いやすいライン型LED(2ページ目)

色温度や明るさのバリエーションが豊富な株式会社プロテラスの「Luci」をご紹介します。施工もしやすく低価格の製品も多いので、用途に合わせて選ぶことができます。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

色温度や明るさを選べるライン型LED

ライン型LED

写真4.上がルーチ・パワー・フレックス(電球色の色温度を比較)、下がルーチ・コネクティッド・ライト。

照明器具を効率よく、小さく収めたい場合や、建築的にカバーをつける場所では、クリアタイプがお勧めです。前頁の写真1の天井を照明している間接照明と、床、壁に埋め込まれているライン照明は、クリアタイプの「ルーチ・パワー・フレックス(写真4上)」を使用しています。

「ルーチ・パワー・フレックス」は、高さ4.5mm、幅15mmと薄く、6つのLED素子ごとにカットできるため、設置時に長さの調整が可能です。曲げて取り付けることもできるため、什器や建築のデザインに合わせた施工が可能です。

プロテラス株式会社ショールーム

写真5.ショールームのエントランス

写真4下の「ルーチ・コネクティッド・ライト」は乳白カバー付きで、写真5の間接照明にも使用されています。長さも250、500、750、1000、1250、1500mmがあり、必要な長さに組み合わせで調整できます。

どちらも色温度の種類が豊富で、例えば、電球色では、1900K、2100K、2400K、2700K、3000Kがあり、この他、3500K、4200K、5300K、7100K、赤、青、アンバー、緑があります。(※光源色によっては受注生産品のため納期の確認が必要)。

 

間接照明として設置

写真6.光源を隠して壁面を照明している

また、同じ形状で明るさやW数は同程度のもので、24Vと100V、それぞれ高演色タイプの4種類があります。電圧を下げている24V器具では、電源装置が必要で、点検できる場所に置き場を確保する必要がありますが、100Vでは直接配線できます。調光は24Vタイプのみ可能で、0~100%のスムーズな調光ができます。

高演色タイプは、商品を照明する場合など、色の見え方が大切な場所ではお勧めです。「演色性(Ra)」とは、ランプによる色の見え方のことですが、詳しくは、「住宅照明に必要な成績 「演色性」とは?」の記事をご参照下さい。

ご紹介している写真は、株式会社プロテラスの赤坂ショールームで、こちらは予約制で見学することができます。また、製品についての詳細は、株式会社プロテラスWebサイトをご参照下さい。

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