正確な視力を知る


写真1.
子供の頃、薄暗い部屋で寝転がって本を読んでいました。親に見つかると目に悪いから、と注意されたことを覚えています。部屋の明かりをつけてもらい、明るくなった部屋で再び読書を楽しむ、といった子供の頃の記憶がありませんか?

この様に本が読めるようになった子供達はまだ視力も良いため、薄暗いところでも平気で読書をします。

そんな理由もあってか、子供の平均視力が年々低下しているようです。健常な日本人の視力は1,2と言われていますが,それでは視力の1,0とはどういう意味なのでしょうか。

これは視角1分(1/60度)が見えることで、例えば1,5mm開いた2本の平行線が5m離れて見た時でも隙間が開いて見える場合を言います。それが10m離れても分離されているように見えれば2,0になります。


写真2.長時間のパソコン作業も近視の原因のひとつです。
先進国に住む人の視力は落ちていますが、開発途上の地域に住む人たちは視力がよく、4,0とか5,0の視力もさほど珍しいことではないようです。視力が低下すると狩などの作業がはかどらず、食物の確保が難しくなり死活問題になるからです。また行動の素早い獣から身を守るためにも高い視力が必要なのです。

視力の測定なのですが、試視力表の表面を200ルクスで照明することとされていますが、(国民年金・厚生年金保険障害認定基準:平成14年)実際はその辺が適当に行われているところもあります。

当然、試視力表の表面照度が上がれば視力は高まりますが、明るければ明るいほど、視力も明るさに比例して高まるわけではないので、どこまで照度を上げるかは照明にかける経済とのバランスで決められます。

次の頁では近視と明るさの関係をご説明します。