入りやすい雰囲気の店舗照明とは?

鎌倉利々庵の外観

写真1.鎌倉利々庵の外観

今回ご紹介する照明デザインの実例は、2012年6月に鎌倉駅西口近くにオープンしたパン屋さん、鎌倉利々庵です。設計は、湘南エリアを中心にエコやバリアフリーに配慮した家づくりを行っている建築家の小原沢俊之/アーキプラス総合計画事務所が手掛けており、照明計画は、弊社中島龍興照明デザイン研究所が行いました。

鎌倉利々庵は、御成り通りから少し奥に入った静かな場所にあります。(写真1)おいしくてヘルシーなパンが、毎日女性職人の細やかな気配りによってつくられています。

 
鎌倉利々庵夜景

写真2.柱をブラケットで照明している

照明デザインはパンがおいしそうに見えることは当然ですが、お店への入りやすさに配慮して照明計画を行いました。お店の入り口前は、きれいに緑化されています。この緑を夜間でも浮かび上がらせるように壁面の間接照明と樹木のライトアップとサイン照明の兼用、通りに面する外壁の曲面の柱には、柱の鉛直面と歩道側の足元を明るくするブラケットを設置しています。(写真2)

樹木とサインのライトアップは、樹木の足元の植栽の緑を感じさせ、さらに壁面には葉影も映しながら、お店のロゴがアイキャッチとなるように照明しています。この照明は樹木の植栽内にスパイク式のスポットライトを設置して、器具はあまり目立たせずに照明効果が得られるようにしています。入り口前にはウェルカムライトとしてダウンライトで、床面をより明るくして、入口であることを分かりやすくしています。(写真3)
鎌倉利々庵夜景

写真3.お店のエントランス


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