一呼吸置くことの大切さを教えてくれる靴!
外羽根式のフルブローグである”GLASGOW”です。PIKOLINOSの靴の中ではかなりしっかりした風貌。これならジャケット+トラウザーズの装いの足元でも大丈夫でしょう。砂や土壁を想起させる自然な色使いに、このブランドの商品に対するポリシーが垣間見えます。 サイズ:39,40,41,42 色:ベージュ 税込価格2万4150円(ワールドフットウェアギャラリー 神宮前店 TEL:03-3423-2021)
実はPIKOLINOSは、社内にタンナーを抱えアッパーの革を外部調達に依らず内製出来る体制が整っている、世界的にも稀な靴ブランドの一つ。なので周辺環境には圧倒的に優しいけれど、製造の手間暇とコストが掛かるが故に使いたくてもなかなか使えないこの種の革を、容易にかつ確実に調達可能なのです。レディスの靴では無色のヌメ革を靴に成型した後で染料に漬け込む技術により、クローム未使用としたものも出しているほど。また、製造時にどうしても用いざるを得ない接着剤についても、有機溶剤系のものを全く用いることなく水溶性のものに限定しているなど、人体や環境への配慮には並々ならぬものがあります。そう言った要素が、前向きながら決してヒステリックに叫んではいない靴の表情に素直に現れているのでしょう。
レディスのバレエシューズ”PISA”です。パンチングの細かい模様がとにかく美しいのです。色出しには、ヌメ革で靴に成型してから染料に漬け込む、100%クロームフリーの技術を採用しています。サイズ:35,36,37,38 色:レッド・オレンジ・ブラウン・ピンクパープル・ベージュ・グリーン・ネイビー・イエロー 税込価格1万8900円(ワールドフットウェアギャラリー 神宮前店 TEL:03-3423-2021 同 銀座店 TEL:03-3572-6811)
スペインが誇るアルパルハータ(日本ではフランス語の「エスパドリーユ」の方で有名な、夏になると履きたくなるあれです)のDNAを引き継ぐ技法と作風はズバリ、大化けする可能性大! 因みにPIKOLINOSの靴にはモデルごとに、”BRUSEALS”や”PRAGA”のようにスペイン語表記で世界の地名が付けられているのですが、やがてその中に”TOKIO”や”KIOTO”が登場するのを、是非とも期待しましょう!
100%クロームフリーの染色を採用したレディスシューズをズラッと並べてみました。鮮やかだけど決して不自然ではない色合いは、今までの靴ではなかったもの。奥にあるネイビーやベージュそれにブラウンは紳士靴の分野でも十分に通じる色合いなので、メンズでも早く登場して欲しい!
■ワールドフットウェアギャラリー(World Footwear Gallery)
神宮前店
住所:東京都渋谷区神宮前2-17-6 神宮前ビル1F
地図:Yahoo!地図情報
TEL:03-3423-2021
営:11時~20時
休:無休
銀座店(レディス)
住所:東京都中央区銀座5-6-6 すずらん通り
地図:Yahoo!地図情報
TEL:03-3572-6811
営:11時~20時
休:無休
追記:なお、ワールドフットウェアギャラリー 神宮前店では、2013年7月13日(土)~8月11日(日)まで、サマーバケーションカジュアルフェアと題して、数々の特典を用意する予定です。中にはアッと驚くことがあるのかも!? 詳しくはホームページをご参照ください。