Q:ダンスのジャンルを越えて幅広いシーンで活躍するなど、お二人のスタンスは非常に似ていますね。お互いに共通点を感じる部分はありますか?
リチャード>情熱的なところと、良い仕事をしたいという意志。あと、二人とも経験することに対して凄く貪欲ですよね。芝居をする上で、それは絶対的に必要なものだと思います。大貫>似てるというより、見習いたいなと思うのが、人に対して優しいところ。初めて会ったときから本当に優しくしていただいて……。でも、舞台に立つと全然雰囲気が違うんですよね。
リチャード>この役は特に違いますね。キャラクターに入るにつれ、稽古中は悪魔のように化すと思いますよ(笑)。
Q:ダンサーであり表現者として、普段から心がけていることを教えてください。
大貫>まず身体面では、豆乳と野菜ジュースを毎朝飲んで、あとは限界が来るまでなるべく食べないようにしています。理想は一日一食で、食べたとしてもサンドイッチ一個くらい。“お腹空いた!”って思ってから、さらにちょっとガマンして食べるんです。今までは空腹を感じる前に食べてたんですけど、そうすると僕の場合ついつい食べ過ぎて、胃袋がどんどん大きくなっちゃうんですよね(笑)。その状態でトレーニングをするんですけど、筋トレは毎日決めてるメニューがあって、腹筋を5~6分、腕立て20回×3セットを時間を見つけてやる感じ。バレエも毎日やって、この一年間肉体作りを意識してきました。精神的な面では、映画や演劇、ダンス、ミュージカルをたくさん観て、いろんな表現を勉強するようにしています。『ドリアン・グレイ』過去公演写真より