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リチャード・ウィンザー×大貫勇輔インタビュー!(3ページ目)

2008年、ロンドンで初演を迎えたマシュー・ボーンの『ドリアン・グレイ』。オスカー・ワイルド作『ドリアン・グレイの肖像』を現代に置き換えたマシュー・ボーン演出振付けの衝撃作です。時を経て2013年夏、『ドリアン・グレイ』が東京に上陸! 上演に先駆け、主演のリチャード・ウィンザーさんと大貫勇輔さんのインタビューをお届けします。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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Q:ダンスのジャンルを越えて幅広いシーンで活躍するなど、お二人のスタンスは非常に似ていますね。お互いに共通点を感じる部分はありますか?

チャード情熱的なところと、良い仕事をしたいという意志。あと、二人とも経験することに対して凄く貪欲ですよね。芝居をする上で、それは絶対的に必要なものだと思います。

大貫>似てるというより、見習いたいなと思うのが、人に対して優しいところ。初めて会ったときから本当に優しくしていただいて……。でも、舞台に立つと全然雰囲気が違うんですよね。

リチャードこの役は特に違いますね。キャラクターに入るにつれ、稽古中は悪魔のように化すと思いますよ(笑)。

Q:ダンサーであり表現者として、普段から心がけていることを教えてください。

大貫>まず身体面では、豆乳と野菜ジュースを毎朝飲んで、あとは限界が来るまでなるべく食べないようにしています。理想は一日一食で、食べたとしてもサンドイッチ一個くらい。“お腹空いた!”って思ってから、さらにちょっとガマンして食べるんです。今までは空腹を感じる前に食べてたんですけど、そうすると僕の場合ついつい食べ過ぎて、胃袋がどんどん大きくなっちゃうんですよね(笑)。その状態でトレーニングをするんですけど、筋トレは毎日決めてるメニューがあって、腹筋を5~6分、腕立て20回×3セットを時間を見つけてやる感じ。バレエも毎日やって、この一年間肉体作りを意識してきました。精神的な面では、映画や演劇、ダンス、ミュージカルをたくさん観て、いろんな表現を勉強するようにしています。

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『ドリアン・グレイ』過去公演写真より

リチャード>何だか僕には拷問みたいに聞こえるな(笑)。でも人それぞれだし、みんな違うというのはわかります。僕の場合は自然体ですね。食事は何を食べてもいいと思っていて、食べ過ぎないように心がけてるくらい。ショーが始まる1ヵ月くらい前からエクササイズをしたり、ダンスクラスに行き出します。パフォーマンスに入れば身体が自然とついていくので、あまり心配はしてないですね。内面磨きは僕も大事だと思います。映画や音楽などいろんなことに興味を持つのは、人格を育てるという意味でも重要ですよね。あと人に優しく、誠実でいることも大切だと思っていて。僕には甥と姪がいるんですけど、なるべく彼らと沢山時間を過ごすようにしています。彼らと一緒にいると、新しい命を与えられるような気分になる。そうした触れあいが、人格の丸さ、豊かさを育てると思うんです。

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