・Primo Piatto
富士山の様々な天然山菜とカラスミのスパゲッティ
そしてパスタ料理は「富士山の様々な天然山菜とカラスミのスパゲッティ」。「蕗の薹」「野蒜」「山独活」等々、いろんな山菜が盛り込まれた、山の恵みの宝石箱のような一皿で、新鮮な山菜の持つ程よい苦味や食感がたまりません。
・Refresco
蜜蘭香
ここでお口直しの「蜜蘭香」(烏龍茶)がグラスで登場! 一般的なレストランだとハーブティや柑橘類のソルベが出ますが、このお店では何と中国茶!確かに烏龍茶だとお口の中をさっぱりとしてくれますし、これは良いアイデアですね。
・Secondo Piatto
熊本桜肉フィレのビステッカ
肉料理は「桜肉(熊本)のビステッカ」! 赤身でとても柔らかい肉質の桜肉も素晴らしいですが、その肉質の良さを活かしきった火入れもまた見事。さらに「桜肉のコンソメ」、「人参」、「タマネギとマスタード」の3種類のソースに、マルドンの塩まで添えられており、この気が遠くなるような手間と時間とコストのかけ具合には感服&拍手。また、美味しさだけではなく、盛り付けの美麗さも特筆物です。
・Dolce
蜂蜜のジェラート、ジンジャー風味のムース、パンくずクッキー
ドルチェは「蜂蜜のジェラート」にジンジャー風味のムース、そして上からズブリゾローナ(パンくずクッキー)をかけたもの。口の中でとろけるジェラートとムースはズブリゾローナのサクサク感とのコントラスに、蜂蜜が奏でる甘味はジンジャーのテイストと相性を合わせることで、全体の調和が考えられた秀逸の出来。添えられた市田柿のアクセントも名脇役でした。
・Caffe
食後の飲み物には中国茶もあります
食後のお飲み物はエスプレッソだけではなく、「金駿眉」や「菊茶」などの中国茶もラインナップ! やはり食後のお楽しみは選択肢が多いほうが嬉しいですね。
日本の食材を活かしたイタリア料理
パンには乳化させたオリーブオイルとバターを添えて
本場での長年の修行に基づいたテクニックを駆使し、日本の厳選食材をクローズアップして、イタリア料理というフィルターを通した美麗かつ繊細で上品な料理として表現される福本シェフ。
その手の込みようはまさに「円周率」のように変幻自在です。 独立を機に自由度を高められ、そのパワーが関西イタリアンシーンに新たな風を呼び込む日も近いでしょう。
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・店名: ピ・グレコ
・所在地:大阪市北区西天満4-1-20 リープラザ1F
・アクセス:京阪電鉄「なにわ橋駅」徒歩約5分
・地図:
Yahoo!地図
・TEL:06-6809-1800
・営業時間:12:00~13:00、18:00~20:00