見方を変える「ポジトレ」は怒りに即効性あり

私が、ストレス診断などで、いつも強調してお伝えしているのが、「見方を変えると気分が変わる」ということ。著書「輝くママの習慣」でも、「ピンクのサングラスをかける習慣」としてトップバッターに登場させたほど、「見方を変える」はイライラやストレスには即効性がある方法です。

まずはその即効性を感じていただくために、最近発表されたばかりのイギリスの大学の実験結果をここでご紹介したいと思います。

この実験では、まず心身ともに健康な男女に、表情の違う次の3パターンの写真を見せました。

  1. 嬉しそうな表情
  2. 怒っている表情
  3. どちらともいえないあいまいな表情

にっこりと笑っていれば、嬉しそう。ムッとしていれば怒っていそう。これは簡単に予測がつくので、個人差がありません。しかし、どちらともいえないあいまいな表情は、その人の見方で差がでる部分。実際、この実験に参加した40名の男女でも、「あいまい顔=怒っている」と答えた人もいれば、「あいまい顔=ハッピー」と答えた人もいました。

ポジトレがイライラに効く!

ポジトレがイライラに効く!

次に、参加者達は、あいまいな表情に対しての見方をポジティブに変えていくトレーニングを受けました。「あいまい顔=怒っている」ではなく、「あいまい顔=ハッピー」と捉えることを学んだのです。すると、参加者達から、その後の怒り、アグレッシブさが低下したことが報告されました。トレーニングを通し、意識的に見方をポジティブに変えたことで、その後の気分までもがポジティブに変化したわけです。

今度は、同じ実験を、非行などで問題を起こしたことがある11~16歳の男女46人にも行いました。彼らは、犯罪を犯す可能性が高く、すぐに攻撃的になると判定されて矯正プログラムに入れられている少年少女達です。

彼らにも同じように、相手のあいまいな表情を、怒っていると捉えるのではなく、ハッピーと捉えるトレーニングを受けてもらいました。そして、そのトレーニング直前の1週間と、直後の2週間の攻撃性を比べると、明らかに、その後のアグレッシブな行動が減り、穏やかになったことが分かったのです。

>>次ページでは、ポジティブトレーニングの即効性についてです。