泣ける恋愛コメディー映画「アパートの鍵貸します」

ビリー・ワイルダー監督の作品のなかでも特にオススメの名作

■作品名
アパートの鍵貸します
■監督
ビリー・ワイルダー
■主演
ジャック・レモン、シャリ―・マクレーン
■DVD販売元
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

ビリー・ワイルダー監督ならではの粋な演出と、主演の3枚目役のジャック・レモンの名演技が冴えわたる傑作恋愛コメディです。

また、エレベータガール、フラン役の若きシャリ―・マクレーンのあどけなさも新鮮で、すごく可愛らしいです。

物語の内容的には、人間の弱さや暗い部分も描いているので切なくも哀しい物語なのですが、
ワイルダーの手に掛かればこんなコメディータッチの泣ける恋愛コメディー映画になるのですね。

この映画では小道具使いが素晴らしく、いくつもの小道具を使った仕草や演出のセンスの良さに目を奪われてしまいます。

ドラマの主人公はしがない平社員のバクスター（ジャック・レモン）。
彼は副業として会社の上司たちにアパートを時間貸ししています。
そんな彼が密かに恋をしているのがエレベーターガールのフラン。
ところがよりによってアパートを貸した部長の相手がフランだと知ったバクスターは……。
フランが「今日はアパートが使えない。」と部長から言われて自分が誰に一番愛されていたのかを
気づくまでのシーンは、「フラン早く気付いて！」と胸が熱くなります。
ハズレ作品の無いビリー・ワイルダー監督の作品のなかでも特におススメの名作です。