マンション選びは、自分の希望を明確にすることから始めましょう
アベノミクス、消費税増税、株高、円安と世間が慌ただしいと自分も気忙しくなったりします。マイホーム購入は大きなお買い物。世の中の動きが大きい時ほど地に足をつけ、自分に合ったものを選びたいです。
ただし、じっくり選ぶのとゆっくり選ぶのとでは少しニュアンスが異なります。「不動産は足が速い」などと言われますが、時間をかけすぎて購入好機を見逃すのはもったいないです。自分に合ったマンションを見つけたらすぐに行動できるよう、日頃からの事前準備(とくに予算計画)が大切です。
さて、今回の分譲マンションレポートは、伊藤忠都市開発の「クレヴィア南千住テラス」。「アレコレついているSUMAI」と同マンションのホームページでは紹介がなされています。同じ南千住では、2物件目となるクレヴィアシリーズ。暮らし易さは折り紙つきのエリアですが、ガイド大石の独断と偏見に基づいてレポートしてまいりました。読者の皆様が、自分に合ったマンションと巡り合うきっかけとなればとてもうれしいです。
現地は、平成25年3月の完成を目指して、着々と工事中。消費税増税前の引渡し予定です
意識したいのは「3つの知る」と「3つのP」
もうお馴染み? だとうれしいのですが、自分にあったマンションと巡り会うためには、「3つの知る」がポイントです。3つとは、「自分を知る」「相手を知る」「世間を知る」。ちなみに、分譲マンションレポートは、マンションや住環境、販売会社など「相手を知る」ための情報提供です。「3つの知る」の中で、特に重要なのは「自分を知る」です。新しいマンションを購入してどのような暮らしをしたいのか、マンションへの希望条件は何か、自分の予算計画や返済計画はどうかなど、「自分を知る」ことを怠ると納得のマンション購入はできません。「自分を知る」の中では、マンションへの希望条件を明確にすることが重要です。希望条件をすべてピックアップすることをお勧めしていますが、モレや偏りを防ぐために有効なのが「3つのP」による分類です。自分や家族の希望条件をPlace(立地条件)、Plan(間取り、設備仕様、構造等プラン)、Price(価格、予算、返済、管理費等)で抽出、分類します。
未完成のマンションは、模型が情報源。じっくり観察を
今回レポートした「クレヴィア南千住テラス」は、この「3つのP」のバランスがとてもよいマンションです。あとは、あなたにとってベストバランスかどうか。このレポートを参考に是非現地にて確認ください。次ページでは、現地レポートです。