毎日家族みんなが使用するトイレは性能を重視したい

暮らしの中で、省エネルギーやエコロジーに配慮することはとても大切。新築やリフォームの際にも、できる限り、省エネルギー性能の高い設備機器や環境に配慮した素材などを取り入れたいものです。

設備機器メーカーからは、水まわりを中心に省エネルギー性能を高めた商品が揃っていますが、特にトイレ機器の性能は大きく進化しています。各社それぞれ、少ない水量で洗浄が可能な便器、電気を無駄に使用しない温水洗浄便座、汚れにくく掃除がしやすい工夫など、数多くみられるようになりました。家族全員が毎日使用する機器だけに、選ぶ際には、これらの性能面は充分に検討することは重要なポイントでしょう。

節水トイレが一般的に。従来の半分以下の洗浄水量で使用可能

トイレの性能面で気になるのが、まず節水でしょう。最近では、節水型のトイレ(便器)商品も充実してきています。節水トイレとは、いくつかの基準がありますが、おおよそ大の洗浄水量6リットル以下で使用できることが目安です。
「キレイ除菌水」で便器やノズルを自動洗浄。トイレ空間の臭いも自動で抑える。「ハイブリッドエコロジーシステム」で超節水を実現したウォシュレット一体型便器。 [ネオレストRHW]undefinedTOTOundefinedhttp://www.toto.co.jp/

「キレイ除菌水」で便器やノズルを自動洗浄。トイレ空間の臭いも自動で抑える。「ハイブリッドエコロジーシステム」で超節水を実現したウォシュレット一体型便器。 [ネオレストRHW] TOTO

各メーカーからは、それ以下の洗浄水量で使用できるタイプもあり、水流や吐水口に工夫を施したり、水勢を増したり、便器内を特殊な形状にするなどの工夫をすることで、多くが従来の半分以下の水量で洗浄が可能となっています。少ないものでは、大で3.8リットル、小で3.0リットルという商品もみられます。

また、条件はさまざまですが、各メーカーの試算では、従来品に比べ年間1万円以上の節水が可能。メーカーや商品それぞれ特徴があるので、実際の流れ方や使い勝手、洗浄音などをショールームで確認することがポイントでしょう。

センサーや断熱材を取り入れ、節電効果を高めた暖房洗浄便座

多くの方が取り入れている温水洗浄便座の節電機能も高まってきています。たとえば暖房機能では、センサーが人の動きを検知し、使用する時だけ便座をあたためる機能、設定時刻に便座のヒーターを自動で切る機能なども。使用頻度を記憶し使用が少ない時間帯は便座の温度を下げたり、自動的に切って節電するものなどもみられます。
落ちにくい汚物汚れも、水を流すだけで落ちる新素材「アクアセラミック」。3つの吐水口からの水流でしっかり洗浄するシャワートイレ一体型便器。 [サティスGタイプ]undefinedLIXILundefinedhttp://www.lixil.co.jp/

落ちにくい汚物汚れも、水を流すだけで落ちる新素材「アクアセラミック」。3つの吐水口からの水流でしっかり洗浄するシャワートイレ一体型便器。 [サティスGタイプ] LIXIL

また、便座や便フタに断熱材を内蔵することで、熱を逃がさず、電気代を抑える工夫がなされたタイプも増えてきています。これらの機能によって、条件はさまざまですが、各メーカーの試算では年間5千円以上の節電が可能という試算も。メーカー、商品ごとに特徴が異なり、多機能化も進んでいるので、家族構成やライフスタイルによって、必要な機能は何か、優先順位を決めて選ぶことが大切です。

お手入れが楽な機器を選べば無駄なエネルギーも使用しない

トイレは、いつでも清潔さを保ちたいもの。各社の商品には、汚れにくく掃除のしやすい工夫が多くみられます。お手入れが簡単なタイプを選べば、掃除の時間が短くなり、エネルギーを無駄にすることも少なくなるでしょう。
独自のターントラップ方式で少ない水でも洗浄可能。ミリバブルとマイクロバブルの2種類の泡で便器内の汚れを落とす。リフォームでも取り入れやすい、自動水栓タイプも揃う専用の手洗い。[全自動おそうじトイレ「アラウーノ」専用手洗い背面タイプ]undefined パナソニックundefinedエコソリューションズundefinedhttp://sumai.panasonic.jp/

独自のターントラップ方式で少ない水でも洗浄可能。ミリバブルとマイクロバブルの2種類の泡で便器内の汚れを落とす。リフォームでも取り入れやすい、自動水栓タイプも揃う専用の手洗い。[全自動おそうじトイレ「アラウーノ」専用手洗い背面タイプ]  パナソニック エコソリューションズ

たとえば、便器の形状を工夫したり、表面を平滑にする、加工するなどして、汚れがつきにくく落しやすい工夫は各社から提案されていますし、汚れの付きにくい新素材の商品もみられます。独自の洗浄方式や洗剤を用いた泡で汚れを落とすタイプ、汚れが溜まりがちなフチ部分を無くしたタイプも。使用する前にミスト水を便器内にふきかけ汚れの付着を防いだり、使用後に除菌ができる水をふきかける商品もみられます。

また、便座や便蓋も、素材そのものに工夫をしたり、着脱可能なもの、便座本体をスライドさせるなど、便器と便座の隙間掃除をしやすくしたタイプ、便座裏側に特殊樹脂で加工を施し汚れを付きにくくしたものや便座のカタチや加工などによって、お手入れが簡単になるような工夫が施されているものなども。ノズルも自動で洗浄や除菌するタイプもあり、細かな工夫が随所にみられます。

手洗い器の水栓金具は節水タイプを。LED照明なども取り入れて

最近では、タンクレストイレを設置するプランも多くみられ、トイレ空間内に手洗器を設けるケースも増えてきました。手洗い器の水栓金具を選ぶ際には、他の水まわり同様、シングルレバーや自動水栓など、節水に配慮したものを取り入れたいものです。また、トイレ空間の照明には、LEDを設置したり、消し忘れを防止するための人感センサー付きを検討するなど、トイレ設備機器以外でも節水や節電などを配慮した機器を選ぶことも必要でしょう。

トイレ機器を選ぶ際には、ショールームで確認することが基本。最近では、実際に水の流れなどを確認できるコーナーを設けたショールームも増えてきています。節水や節電、お手入れのしやすさなど、各メーカーそれぞれ特徴があるので、実際に、操作したり座ってみるなどして、水の流れ方や洗浄方法、掃除方法などをチェックするようにしましょう。また、ショールームによっては、実際のトイレに新商品を設置している場合も。機会があれば使用し、使い勝手を確認するのもおすすめです。


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