家族みんなが使用する洗面は、細かな省エネでも重要
毎日の暮らしの中で、省エネルギーやエコロジーに配慮することはとても大切なこと。新築やリフォームの際にも、できる限り、省エネ性能の高い設備機器や環境に配慮した素材などを取り入れたいものです。キッチンやバスサニタリーなどの水まわりは、エネルギーも多く使用する場所なので、設備機器選びは慎重に行いたいもの。洗面脱衣室は、キッチンやバスルームなどに比べれば、効果は大きくはないかもしれませんが、家族が朝晩、毎日使用する場なので、細かな部分でも省エネルギーを意識することは重要でしょう。
デザイン性だけでなく節水機能が高まった水栓
手を近づけると水がでて、離すと止まる。使う分だけ出るので無駄がない。 [ウツクシーズ タッチレス水栓 すぐピタ] パナソニック エコソリューションズ
洗面用の水栓金具は、必要以上の水の消費を抑えたシングルレバー混合水栓が主流ですが、ハンドル操作ではなくスイッチひとつで簡単に水の出し止めが出来るタッチ式や手を差し出すだけで水の出し止めができるものなどもみられます。使う分しか出ないので無駄使いを防ぎ、小さなお子様や高齢の方でも使いやすいでしょう。また、お湯と水をしっかりと使い分けられる水栓レバーであれば、無駄に給湯器(システム)を作動させることを防ぐことも可能です。
洗面化粧台商品を選ぶ場合は、あらかじめ水栓金具がいくつか設定されているので、どのような機能を持つ水栓を選ぶことができるのか確認しておくこと。家族構成はもとより、日々の洗面の使い方、お化粧や洗濯物の下洗いなどをするのか、なども考慮して選ぶことが大切です。
LED照明を取り入れ安全性やお化粧のしやすさを確保
自然な色の顔、影をつくらないよう両側から照らし手元まで明るい縦型のLED照明。 [ラシス LS-16YC/幅1650mm] パナソニック エコソリューションズ
洗面室は、洗面だけでなく、お化粧や身だしなみを整えるスペースとして利用する方も多いはず。省エネを考慮しながら、必要な明るさを確保できるような照明をプランニングすることが大切です。
ミラーのくもり止めは電気を使用しないタイプを
電気を使わない表面コーティングでくもりを抑える。消し忘れもない。[エルシィ ストレスフリー・電力フリーのくもり止めコート ] LIXIL
特殊なコーティングによって、くもりを防ぐもので、エネルギーが不要なのが大きな魅力。ヒーターではないので、オンオフの手間もなく、くもりがとれるまで待つ必要もないのも特徴でしょう。
掃除が楽なアイテムは時短になりエネルギーの無駄も減少
水栓まわりに水がたまらず、拭き掃除も簡単。 [エルシィ 間口1000mm(本体間口:1000mm) 引出タイプ] LIXIL
また、省エネルギー性能の高い給湯システム(給湯器)を選ぶことも重要なポイント。バスルームやキッチンプランと同時にトータルに検討することが大切でしょう。
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