龍井茶
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龍の住む泉にまつわる様々な逸話が残っています
龍井の名前の由来は、井戸の名前からきています。その井戸の名前が村の名前になり、お茶の名前にもなったといわれています。明代に、かんばつ対策として龍泓泉の側に井戸を掘ったところ、龍のような形の石が出てきたことからその井戸を龍井を名づけました。
美しい扁平形をした龍井の茶葉
いちばん簡単な飲み方は、耐熱ガラスのコップでいただく方法。龍井茶に限らず、茶葉の形や水色(すいしょく)の美しさを重視する緑茶にはガラス茶器が重宝します。お湯が冷めやすいガラスの特性を利用して、低い温度でじっくり抽出する方法は、ゆっくりと開いていく茶葉の様子や、お湯の中で揺らぐ姿を鑑賞しながらいただけるので、外観の美しい緑茶にはぴったりです。
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静かな山中で伸びやかに育つ龍井茶
西湖龍井は、歴史名優茶でもあります。名優緑茶は、三緑(さんりょく)と表現される、外観の緑、水色の緑、茶殻の緑の三要素も見どころ。四絶(色、香り、味、形が絶品)といわれる龍井茶で、優雅なティータイムをどうぞ。