子どもの集中力をアップさせる方法とは
集中力を持続させるには?
<目次>
集中力の持続時間は?
そもそも、子供の集中力は、大人ほど長くは保ちません。小学校の授業が1コマ45分であることからも分かるように、それ以上持続するのは難しいでしょう。年齢が下がれば尚更です。それ以上勉強をさせるのであれば、必ず小休止を入れましょう。集中力アップ作戦1:整理整頓
まずは、集中できる環境を整えましょう。勉強しているテーブルや机の上は片付いているでしょうか。テーブルや机の上だけではなく、こどもの座る場所から見て目に入る「集中力を削ぐようなもの」は、徹底的に片付けて、目に入らない、手に触れられないようにしましょう。子供は遊びの達人です。少し飽きてくると、どんなものでも、遊びの道具にして、自分の世界に入っていってしまいます。「勉強しかやることが無い」環境を作りましょう。
集中力アップ作戦2:問題のレベルを下げる
「集中力もアップさせたいけれど、難しい問題も出来るようになって欲しい」と思っている方も多いと思いますが、集中力とアップさせる訓練と難問を解けるようになる訓練は、別物だと考えてください。集中力をアップさせたいのであれば、基礎的な計算など、簡単に解ける問題からスタートさせ、成功体験をどんどん積み重ねていきましょう。子供が成功体験をしたら、保護者の皆さんは、しっかり褒めることを忘れずに。
集中力アップ作戦3:時間もスモールステップで
問題のレベルを下げるだけでなく、勉強時間も最初は短めに設定しましょう。例えば、10分間集中して勉強することが2週間継続できたら、次の2週間は15分、それが出来たら次の2週間は20分……といったようにスモールステップで時間を設定しましょう。時間設定のコツは、子供が「あともうちょっとやりたい(やれる)!」と思うくらいの時間に設定をすること。腹八分目くらいで止めておくことが長続きのコツです。
集中力アップ作戦4:話を聞く時は手は膝の上
私自身が、子供たちと接していて感じることですが、勉強に対して集中力の無い子供は、人の話も集中して聞く事が出来ません。例えば、授業中、自ら「分からない!」と質問をしに来たにも関わらず、こちらが解説をしていても、途中で「わかった!」と言って再度問題を解き始めてしまいます(そういった場合はだいたい正解出来ていません)。
こういった子供に対して、話を聞くときは手を膝の上において、こちらの指示することのみをする(考える)よう約束させると、徐々に話を集中して聞くようになり、また理解力も向上し、集中して勉強するようになりました。
「話を聞くときは、手は膝の上」当たり前のことですが、落ち着きが無い子には徹底させると、良い方向に向かうと思います。
集中力アップ作戦5:親が諦めない
集中力アップ作戦の最後は、「親が諦めない」ということ。教育熱心で常にアンテナを張り情報収集をしている保護者の方に多いのですが、ご家庭での教育方針(ルール)や教育手法、塾や習い事をコロコロ変えると、子供の集中力は散漫になりますし、我慢が出来ない人間になってしまう危険があります。どんなことでも結果はすぐには出ません。保護者の皆さん自身が、自分の選択に自信を持ち、長い目で子供を見守ってあげましょう。今回は、すぐ飽きる子供の集中力を鍛える方法をお伝えしました。集中力の継続時間は、年齢と共に自然と長くなるという側面もあると思います。子供は必ず成長しますから、保護者の皆さんは焦らず心にゆとりをもって子供と接してください。
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