絶好調のボルボV40に追加されたクロスカントリー
発売から約4000台。ボルボの日本法人で史上最高のスタートダッシュを切ったという、ボルボV40はゴルフやAクラス、フォーカスや1シリーズなどといった競合ひしめくCセグメントに投入されたニューカマー。
クーペであるC30、そしてセダンのS40、ワゴンのV50を統合するカタチで生まれたV40は、登場からわずか2か月ほどでスポーティな「V40 T5 R-DESIGN(以下V40 Rデザイン)」を投入し、さらに今回の「V40 CROSS COUNTRY T5 AWD(以下V40クロスカントリー)」も送り出す矢継ぎ早の攻勢で、同じ絶好調のAクラスや間もなく登場する7代目ゴルフに対抗する構えなのかもしれない。
ライバル不在
しかも、今回取り上げるV40クロスカントリーは、多士済々のCセグメントの中にあっても個性的なフォルムとキャラが特徴だ。
全高を少し上げてSUV風にするという手法は、現行モデルではVWのクロスポロ、インプレッサXVもあるが、前者はクラスが違うしFFのみだ。後者は、国籍も価格帯も違うからライバルとして比較検討する人は少ないだろう。
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