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ライバル不在!ボルボV40クロスカントリーの実力(3ページ目)

ボルボ日本法人も記憶にないというほどのオーダーが殺到しているボルボV40に、SUVのエッセンスを付加したスポーティな走りが身上のV40クロスカントリーが加わった。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


V40クロスカントリー独自の装備も
V40クロスカントリーフロントシート

やや着座位置が高く、周囲を把握しやすいが見下ろすような高さではない。前席は頭上の閉塞感もほとんど覚えずに済む


V40クロスカントリーの魅力をまとめると、V40ならではのスタイリッシュなクーペ的なフォルムは健在で、泥臭さとは無縁のV40クロスカントリーではあるものの、1速かリバースギヤで10km/h以下にキープされるヒルディセントコントロールも装備されているから雪上や凍結路でも安心してステアリングを握れるのもうれしいところ。

Cセグメントでは群を抜く安全性

V40クロスカントリー荷室

SUVとして考えるとやや天地高はやや低く感じるが、開口部の高さが抑えられているから荷物の出し入れがしやすく、日常ユースから後席を倒せばオフタイムまでこなせる広さは確保されている


さらに、ボルボといえば安全だが、30km/hから50km/hに作動域が高められた「シティ・セーフティ」はもちろん標準で、歩行者検知のフルオートブレーキシステム「ヒューマン・セーフティ」や車間警告機能、アダプティブ・クルーズコントロールなど20万円の「セーフティ・パッケージ」もいまならモニターキャンペーンで無償提供されるという、超太っ腹ぶりだ。

さらに、話題の歩行者エアバッグもオプションで装着可能だから安全性は譲れないという人への訴求度は、クラスを超えたレベルにある。

V40クロスカントリーの価格は359万円。V40のエントリーグレードは269万円だから一見高く感じるが、T5エンジンに4WD、充実の安全装備を考えるとかなりの買い得感がある。

普段は立体駐車場に入庫できる使い勝手があり、オフになればスキーやキャンプなどの相棒としても十分な能力がある。パンチ力のある走りも楽しめるとなると、V40クロスカントリーの実力はちょっとニッチなモデルと捉えるには惜しいし、都市生活者から雪国まで主役を張れる実力を備えている。
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