VOLVO(ボルボ)/ボルボ

プレミアム・コンパクトクーペ ボルボC30

ボルボのラインナップに、コンパクトでスポーティー、ボルボとしては手頃な価格のC30が加わった。プレミアムブランドとしてのC30の出来はどうだ?

執筆者:松本 明彦


ハッチバックというよりクーペ

ボルボのプレミアム・コンパクトクーペ、C30。

ボルボのラインナップは、サルーンがSシリーズ、エステートがVシリーズ、クロスカントリーの意味のSUVがXCシリーズ、カブリオレ/クーペがCシリーズだ。そのCシリーズに、C30が加わった。ボルボの従来のエントリーモデルV50より265mm短い4250mmのコンパクトな全長に、全幅1780mm、全高1430mm、ホイールベースはV50と変わらぬロングホイールベースの2640mmの2ドアハッチバックだ。しかしその雰囲気はハッチバックというよりはクーペ。

ロングルーフと寝ているCピラーとガラスハッチが、ハッチバックというよりクーペの雰囲気。スポーティー。まるでボブスレーのようなイメージだ。

クーペのようなスポーティーな雰囲気の理由は、まず後ろ下がりのロングルーフ。そしてそれを強調してより下がるウィンドウ上端ライン。寝ているCピラーとガラスハッチ。後ろ上がりのウェッジを描くベルトラインとグンッと張り出したショルダーラインなどによる。このショルダーラインの張り出しは、フロントからホイールアーチ上でピークを迎え盛り上がり、その後ろでいったん下がって力をためて、ドアフロントパーティングライン辺りからは一気にボディ後部に向かって駆け上がり、キャビンはグンッと絞られ、より左右に張り出す。力強く安心感を与えスポーティーなイメージだ。

ショルダーラインの張り出しは、フロントからホイールアーチ上でピークを迎え、その後ろでいったん下がって、ドアフロントパーティングライン辺りからは一気にボディ後部に向かって駆け上がり、左右に張り出す。

特徴的なガラスハッチはスポーティーだけでなく、後方視界も拡大する。ボルボ共通の馬蹄形のテールライト。
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