そもそも英語の発音は重要?~リスニング力と印象操作に影響大
英単語の発音をしっかり学ぶ
「ラクして学びたい」という気持ちがあまりに強いと、「発音なんて大した問題じゃない」という甘言に労されてしまいがちです。
発音なんて通じれば良い?
「聞き取れるけど発音できない」ということはあっても、「発音できるけど聞き取れない」ということは、あまりないのです。これは、「読めても書けない」という漢字の読み書きの問題と似ています。
リスニング力の伸び悩みを感じている方は、その原因として英語の発音練習の不足を疑ってみてはいかがでしょうか。
英語の発音で人生が変わることもある
英語の発音は、その人の生まれ育ち、教育的背景、社会的地位を如実に表し、第一印象を決定づける何よりも強いものです。
オードリ・ヘップバーン主演の名作映画『マイ・フェア・レディ』では主人公が徹底した発音矯正を受けるシーンがありますが、こうした物語は必ずしもおとぎ話ではありません。
発音で、特にビジネスシーンで損したくないですよね? 詳しくは、「Hello」の発音ひとつで人の見る目が変わるに書きましたので、ご興味ある方は是非!
英単語の発音を無料で聴けるお勧めサイト
さて、英単語の発音を聞いて確かめる方法は、電子辞書に留まりません。むしろ、PCやタブレット・スマートフォンで「無料オンライン辞書」を調べる方が便利で手軽です。そんなサイトをいくつかご紹介します。1. Oxford Leaner's Dictionary(以下OLD)
アメリカ英語、イギリス英語の両方の発音を学べる
OADのオンライン無料版は、アメリカ英語とイギリス英語の両方の発音が無料で聞けます。実際の画面は以下のようになっています。
上記画面は”learn”という単語の検索結果です。
単語下にある左側の濃い青の”BrE”は”Brisith English”の略称です。青いスピーカーにカーソルをあわせると、イギリス英語の発音が聞けます。そして、赤いスピーカーではアメリカ英語の発音が聞けます。
英米両方の発音をいっぺんに聞くことが出来るので、最近、様々な英語アクセントを採用しているTOEIC試験にも有効的に活用できます。
2. BBC Learning English~The Sounds of English
イギリス英語の発音が動画解説でわかりやすく楽しい「字を読むよりも、動画で英語の発音を学びたい!」という方には、BBC Learning Englishのサイトをお勧めします。言わずと知れたイギリスの国営放送局の英語学習サイトですので、信頼性は間違いありません。イギリス英語好きの方には特にお勧めします。
まず、発音記号とその発音の仕方を先生と一緒に学べるコーナーがあります。
発音記号がわからなくてもok
ひとつひとつの発音記号をクリックすると、その発音の仕方が動画で先生の口元を見ながら学ぶことができます。口元アップが2つの角度から同時に見られるのでわかりやすい構成です。
口元アップがわかりやすい
上の動画は、/a:/です。「アー」と母音の「ア」を長く読む発音です。母音・子音の全てをこのような動画で学べます。
そして、新しく”Tim's Pronunciation Workshop”というコンテンツが加わりました。
直接教わっているような感覚で楽しめます。
また、Timさんによるカジュアルな雰囲気で英語の発音を学べるレッスンがあるので、英語リスニングの練習にも最適です。
日本語字幕はありませんが、話される英語は全て動画の下に台本として書かれています。また、短いワークショップの動画ですから、初心者の方もそれほど苦にならないと思います。
3. 英語発音入門
甲南大学の研究室が制作した発音練習のサイトです。動画で口の動きがわかるうえ、舌やあごの位置を確認できる図解付きです。また、アメリカ英語とイギリス英語、両方の発音を学べるのも魅力です。
きっちり本格的に、しかも学術的な裏付けがある感じで学びたい方にぴったりのサイトです。
学術的な裏付けがあるのは安心です
真ん中の”ENTER”をクリックすると、目次が現れます。
こんなにたくさんのことが無料で学べます!
子音・母音はもちろん、イントネーションやリズムなどについても触れられていますので、自分の興味や関心、練習したい箇所に合わせてマイペースに進めることができます。
いかがでしょうか?
一口に「無料」と言っても、辞書機能あり、動画あり、アカデミック版ありと様々です。自分と相性の良い無料サイトを見つけて、日頃の英語学習にお役立てくださいね!