マンション物件選びのポイント/マンションの間取り

誰も教えてくれない間取りの見方8. 部屋の配置(1)(2ページ目)

部屋の配置によって、住みやすさは天と地ほど変わります。マンションの部屋の配置は、これまでの顧客の反応や、空間の有効活用、コストなどの兼ね合いで考案されていますが、実際の暮らし方に照らし合わせてみると、もっとこうすればより暮らしやすくなるのに、と思わずにはいられない点もけっこうあるものです。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

 主寝室と洗面室・浴室は隣接していたほうがいい

朝、寝ぼけ眼でパジャマを脱ぎ、シャワーで眠気を吹き飛ばしてから、通勤のための着替えやお化粧をする。深夜、会社から帰宅したら、すぐに着ていたスーツやシャツを脱ぎ捨ててシャワーを浴びパジャマに着替えて寝室のベッドの上でTVを見ながらリラックスする……

こんな暮らしがしやすいのは、主寝室と洗面室・浴室が隣接している間取りです。海外のコンドミニアム・ホテルでの宿泊体験のある方なら、こうした部屋の配置をご存知かもしれません。できることならウォークスルーで主寝室から洗面室、浴室にいけるのが望ましいでしょう。

夫婦の主寝室と洗面・浴室がウォークスルーの場合、子どもはどうするのか、という声が聞こえてきそうです。その場合は別途子どもや来客用の出入口を設けることで対応します。

寝室と洗面室が隣り合っている間取り

寝室と洗面室が隣り合っている間取り。廊下からの入口も設けられているので、子どもや来客時の出入口も対応できています。


トイレやクローゼットの配置については、次回お話しします。
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